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滋賀県湖北の中心都市・長浜市。

長浜の中心市街地の歴史は、羽柴秀吉が長浜城の城下町として整備着手したことに始まります。その後、大通寺(長浜御坊)の門前町、および北国街道や琵琶湖水運の要衝として発展してきました。

そして明治維新直後、さっそく太平洋側と日本海を結ぶ幹線鉄道として、北陸本線最初の区間である長浜~敦賀間が開通、長浜は鉄道の町として栄え、北陸本線発祥の地としての歴史が刻み込まれます(その後、東海道本線との分岐点・米原に拠点が移転。長浜は北陸本線の中間駅に過ぎないポジションに低下するが・・・)。

現在、長浜の市街地は、「黒壁スクエア」と呼ばれる黒漆喰の和風建築物群を生かした観光スポットとして人気を集めています(「黒壁」の名は、旧・第百三十銀行の建物が「黒壁銀行」という愛称で親しまれれてきたことに由来。この建物が黒壁1号館こと「黒壁ガラス館」として再活用される)。平成以降、京阪神から長浜まで新快速電車一本で結ばれるようになって交通の利便性も高まり(それまで、北陸本線に新快速を直通させることは、ある理由で不可能だった)、年間200万人の観光客が訪れ、賑わいを見せます。

「長浜大手門通り商店街」は長浜の中心市街地を代表する商店街。脇に黒壁ガラス館やフィギュアミュージアムなどがあり、観光・買い物・食べ歩きが楽しめます。長浜駅から徒歩可能な範囲で、アーケードの下なので、雨でも濡れる心配は無用でしょう。

北陸本線米原-長浜-木之本間を走る「SL北びわこ号」も観光客や鉄道ファンの人気を集めてきましたが、新型コロナ災禍や車両老朽化を理由に、昨年で運行終了となったのは残念です。