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国鉄・JR奈良駅旧駅舎(東口)です。

寺院風の屋根、折上格天井といった和風建築様式を採用しつつ、縦長の窓など洋風建築の意匠を取り入れた、和洋折衷スタイルの歴史的建造物です。1934年(昭和9年)建築。

この独特の佇まいの建物は、古都・奈良の玄関口であり、また近鉄(近畿日本鉄道)王国・奈良県での国鉄・JRの存在感を示すランドマークでありました。駅前歩道スペースはゆったりして歩きやすかったようですね。奈良公園・興福寺・東大寺・春日大社など主要観光地、および繁華街はJRよりも近鉄奈良駅からのほうが近く、やはり県内に根を張る近鉄の魔力を感ぜざるを得ないでしょう。

小学校の遠足で、国鉄奈良駅から三条通を東へ歩き、東大寺大仏殿・奈良公園などを巡回しました。近鉄が便利なのは一目瞭然なのに、なぜかわざわざ不便な国鉄(片町線)を選んでくれました(距離的には国鉄・JRのほうが最短経路ですが)。それはそれで面白かったですが(笑)
 
JR奈良駅前にはダイエーがあったが、跡形も無く消えてしまいましたね。バブルの頃、JR奈良駅からさほど離れていない長屋王跡に奈良そごう(→「ミ・ナーラ」)が開店するが・・・。

旧駅舎は、JR奈良駅高架化に伴い、2003年に使用終了。その後、取り壊しも一時検討されたようですが、保存を望む声が強かったことから、奈良市総合観光案内所として再活用する形で保存されることになりました。旧駅舎は現JR奈良駅北東角の位置に移設されています。夜にはライトアップも楽しめるようです。