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JR山陽本線・智頭急行上郡駅(兵庫県赤穂郡上郡町)です。
 
上郡町は兵庫県南西部・内陸山間部の町で岡山県と隣接。古代より、山陽道・因幡街道の通る交通の要衝として発展してきました。中世には赤松円心に始まる播磨守護赤松氏の本拠地として、また幕末から明治にかけて日本の近代化に貢献した男爵大鳥圭介の生誕地として、多くの歴史を残してきました。

上郡駅は山陽本線では兵庫県最西端の駅。主に姫路・相生-岡山方面間の普通電車が発着するが、一部上郡始発神戸・大阪方面行きの電車もあります。

当駅から分岐する智頭急行は、京阪神・岡山と鳥取を最短・高速で結ぶことを目的に1994年開通。因幡街道に沿ったルートで敷設されました。単線非電化ながら地上設備は高規格で、気動車特急【スーパーはくと】【スーパーいなば】が上郡から智頭急行に入り、一気に鳥取まで飛ばします。

上郡町の北東部には播磨科学公園都市があります。ここには世界最先端の実験設備「Spring-8」や「SACLA」が設置され、科学・産業・医療などの分野で注目を集め、未来志向の町でもあります。