米国発ファストファッションブランドの「フォーエバー21(FOREVER21)」が、10月末までに日本国内全14店舗を閉鎖すると発表しました。

フォーエバー21について、私は実際に買い物したことも店舗に入ったこともなく、そもそも興味を感じなかったが、日本から全面撤退ということで、気になるニュースではあります。

フォーエバー21は1984年、韓国出身のドン・チャン氏とジンクス・チャン夫人が米ロサンゼルスで創業。ファストファッションということなので、日本のユニクロのような感じでしょうか。創業者がアジア系にもかかわらず、日本での初出店(H&M原宿店の隣)は2009年で、意外に歴史は浅いですね。翌年、松坂屋銀座店にアジア旗艦店「XXI at GINZA by FOREVER21」がオープンすることで話題を呼び、一世を風靡しました。

米国の高級百貨店を思わせるような内装で、H&Mよりも3割ほど安く、数百円~3,900円前後の洋服・雑貨を販売、LA系のセクシーカジュアルからプレッピーなアメカジ系、モード系、フェミニン系まで幅広く、シューズやアクセサリーまで何でも揃うことが魅力的だったといいます。私の観念には全く縁のないアイテムですね(笑)

ただ、その後はしまむらやGU、ウィゴー(WEGO)、低価格ファッションなどに押され、当初の勢いは失いました。さらに、LAカジュアル系からベーシックへのシフト、若い世代のミレニアルズ達が、使い捨てを良しとせず、長く着られるアイテムなどを求めるようになったことも、「フォーエバー21」離れを引き起こしたと指摘されています。


一世を風靡した「フォーエバー21」はなぜ失速したのか(WWD)
https://www.wwdjapan.com/articles/945638