紅葉シーズンを迎え、外国人観光客急増を背景に、京都の観光地では尋常ならざる激混み状態になっていることで社会問題となっています。バスの混雑も異常なほどで、京都駅前でバスを待つ列は凄まじく、さらにバス広場を抜け出すのに20分もかかるそうですよ。

しかし、ここ数年好調だった京都のホテル業界も、曲がり角を迎えています。

宿泊客数の増加傾向は変わらないものの、宿泊施設の相次ぐ開業で客室稼働率低下が続きます。「値下げキャンペーン」を受けて価格競争も激化、収益悪化の懸念から、保有するホテルを売却する動きも出始めたとのこと。

京都市当局も、「観光公害」の解決に向け、ホテル進出抑制への施策を盛り込んだばかりです。観光客ばかりではなく、住民の暮らしが第一でしょう。あまりの混雑ぶりに京都を敬遠する日本人観光客も増えているそうですし。今後の動向が注目です。来年2月の市長選の争点にもなるでしょう。

京都のホテル稼働率と価格低下 相次ぐ新規開業で、保有ホテル売却も(京都新聞)
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20191127-00184314-kyt-l26