ジーンズ(デニム)などカジュアル衣料品店を展開するマックハウス。

マックハウスは、リーバイスやエドウィンなど主要ブランドのジーンズを主軸に、カジュアル衣料品を販売。ライトオン、ジーンズメイトと並んで、ジーンズチェーンの御三家とも呼ばれます。現在、ジーンズショップ全体的に業績不振で苦しんでいるようです。地元近辺でジーンズショップを探そうにも、ライトオンなど大手チェーン店ぐらいでしか買えるところがなかなか見つからず(「町のジーンズショップ」は今やほとんど見かけなくなった)、リーバイスのジーンズが欲しいときに苦労しますね。

マックハウスは、2009年からの10年間で3割弱にあたる157店舗閉店。マックハウスの店舗は地元に2店舗あるが、いずれも2020年1月中に閉店予定です。ちなみに、関西圏でも一時期ジーンズメイトが流行り、枚方市や高槻市など郊外に店舗が置かれた時もあったが、軒並み撤退です。

なぜ、マックハウスをはじめジーンズショップ業界が苦戦するようになったのでしょうか? 

その一つの理由に、ユニクロの台頭が挙げられるでしょう。ユニクロのジーンズは3,990円(税抜き)以下の低価格であるが、デニム生地メーカーのカラハイと提携して作られたりしており、なかなかの品質です。ユニクロのジーンズで十分という人も少なくないでしょう。私個人的にも、ユニクロのジーンズで特に不満は感じません。マックハウスはユニクロの低価格ジーンズに押されたと言えます。

マックハウスが苦戦する他の理由として、ブランドイメージの問題も指摘されています。マックハウスとユニクロは、ともに郊外店舗から出発するが、ユニクロは1998年の東京・原宿への出店を皮切りに、都心部に積極的に出店するようになり、ブランドイメージを高めることに成功。かたやマックハウスは主に郊外で店舗を展開してきたため、洗練されているとは言い難く、野暮ったいイメージが否めません。


ユニクロのジーンズのコスパの良さには納得のいくものだが、それでも私個人的にリーバイスのジーンズを穿きたいと思うことがあります。リーバイスのジーンズを安く購入するなら、今はネットショップ(楽天、Amazonほか)が一般的でしょう。ネットで購入するとなると、サイズ感や色が似合うか、試着できないのが不安ですね。ダイエットで体重の変動が大きい私も、サイズ合わせに苦労します。リアル店舗で試着しないと買えない、しかし近くに良い店がなかなか見当たらない、と困っている人も少なくないでしょう。私もマックハウスなどでジーンズを買う気にはなれません。やはり、野暮ったい印象が強く、大人のカジュアルウェアを揃えるのは難しいと思います。同じリーバイスのジーンズ商品を買うにしても、もう少し洗練された(大人の)雰囲気のショップで探したいところ。その理想的なジーンズショップが、近くになかなか見当たらないのが(昔は枚方ビオルネなどにあったんだけど)。


マックハウスが閉店ラッシュ 9年で150店舗を閉めた理由(佐藤昌司)
https://news.yahoo.co.jp/byline/satomasashi/20181107-00103276/