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JR紀勢本線湯浅駅です。

和歌山県湯浅町は、紀伊半島西部・紀伊水道に面した町であり、醤油醸造発祥の地として有名。

醤油の起源は、中世の時代、中国に渡り修行を積んだ禅僧が伝えた特別な味噌に始まる、とされます。この味噌の桶に溜まった汁に紀州湯浅の人々が工夫を重ね、生まれたのが醤油と言われます。湯浅は醤油の醸造業で栄え、日本の豊かな食文化を根幹から支え、世界に誇るべき歴史的遺産ということで「日本遺産」に認定されたようです。湯浅町の特産品は醤油のほか、金山寺みそ、柑橘類(みかん)、しらす、なれずしなども有名で、山海の幸の宝庫です。

JR湯浅駅の駅舎はユニークな三角屋根が特徴。重厚感ある雰囲気の駅舎が湯浅を訪れる人々を迎えてくれます。特急【くろしお】も停車する中規模の駅で、かつては有田鉄道(廃止)の気動車も湯浅駅に乗り入れていました。駅員も配置されていたが、昨年12月、みどりの窓口廃止と同時に無人化(御坊駅の係員が巡回対応)されたようです。

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湯浅駅に停車中の287系【くろしお】です。