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天神橋筋六丁目に存在した天六阪急ビル。

もとは新京阪天神橋駅の駅ビルでした。

新京阪は現在の阪急京都線グループの前身。もともと、この天神橋駅が新京阪の大阪側のターミナルであり、千里山・京都(大宮)・嵐山方面への玄関であり、ランドマークとしての存在感を発揮していました。戦後、新京阪各路線は京阪電鉄から独立、阪急(京阪神急行電鉄)に吸収され、その後梅田への乗り入れを実現。天神橋駅のターミナル機能は阪急梅田にとって代わることになります。

天神橋駅は、阪急千里線と地下鉄堺筋線の相互乗り入れ開始と同時に、「天神橋筋六丁目」駅(天六)に代替。その後、天六阪急ビルに改装される、銀行やスーパーなどが入居するが、老朽化に伴い2010年ごろ解体されました。跡地にはタワーマンションが建てられました。

天六には、併用軌道線の阪神北大阪線や大阪市電も乗り入れていました。

天六周辺の見どころとして、「日本一長い商店街」で知られる天神橋筋商店街などがあります。