久しぶりにデンタルヘルス関連の本を1冊紹介したいと思います。

武田貢氏 「歯科医が書いた『歯は治療するな』」

です。

「歯は治療するな」とはどういうことなのか?

著者曰く、

「歯というのは、一度、削ってしまうと二度と再生しません。だから、一度、治療してしまうと、あとは坂道を転げ落ちるように、入れ歯やインプラントに向かって進みます」

です。歯を削るのは命を削るのと同じこと。

それよりも、大切なことは、

○虫歯を治療するより、原因を除去すること
○虫歯や歯周病にならないように、予防すること


だと提案。

虫歯を治すつもりで歯医者さんにかかりつけたはずだが、だらだらと何ヶ月も通院させられる、という人も多いように思います。私も過去に、これを経験しており、その歯医者さんに「医療費をむしり取るつもりか」と怨恨を覚えたことさえあります。

歯の治療がやたら長引いているんだけどどうして、などの疑義を感じたら、かかりつけの歯科医に文句の一つを言うのもよいが、自分のデンタルケアや日頃の病院へのかかり方などについて、反省するのも良いと思います。どうしても納得がいかないなら、もちろんかかりつけの先生に相談すべきでしょう。場合によっては、通院を打ち切るか、他の歯医者さんに転院するのもありでしょう。