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のつづき。

3)「受験に使う予定のない」科目も、定期テスト対策はなるべく手を抜かない

4)(苦手意識のある)体育などの「副教科」では、日頃の授業課題を誠実に取り組む

5)夏休みについて、高1・2のときはできるだけ遊ぶ



3)「受験に使う予定のない」科目までしっかり勉強する、ということは、時間的になかなか難しいと思います。特に高3・受験生は。でも、高1・2の段階では、定期テストは手を抜かずに対策を講じたいものです。特に受験での理科・社会の選択科目が定まっていないなら、しっかり授業を聴いて定期テストで良い点数を取るようにするほうがよいでしょう。

理科・社会は(物理は別だが)、少なくとも定期テストでは、暗記するだけで基本6~7割以上は取れるはずです。これで「赤点」を取ってしまうのは、実にもったいない話(「赤点」を取ると、補習やら親を呼び出されるやら、いろいろ面倒なので、避けるようにしたいところ)。

もう少し具体的にどうすればよいか。授業は熱心に聴き、時間内にガッチリ暗記してしまうようにしたいものです(「内職」などは禁物です)。可能なら、教科書またはプリントにざっと目を通すぐらいの簡単な予習はするとよいでしょう。ただ、社会科については、教師によって検定教科書を全く使わず、個人好みでオリジナルの教材を作るなど、「受験と直結しない」授業も結構あるようなので、そこは注意が必要です。

大学受験には使わない科目だとしても、大学入学以降あるいは社会人になってから、「勉強して良かった」と思える時が来るものと思います。サボってしまえば、悔いを残すことになるでしょう。

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4)今頃になって、中学・高校時代の体育のことで、ものすごく後悔しています。正直、体育は嫌いな授業でした。実は、高1のときのクラス担任が体育の先生で、私自身のことを「ちょっと困った面倒な奴」という印象受けだったようです。その理由の一つに、体育の授業態度が響いているのでは、と遅ればせながら気づきました。

体育が苦手なのは仕方ありません。自分が体育がダメダメなのは、先生方もクラスのみんなもわかっているはず。そんな「マイナスからの出発」と言うべき条件のもとで、いかに自分の魅力UPを図るか、に知恵を働かせて授業に参加すると面白いのでは、と思いました。それはさほど難しいことではなく、日常の授業課題を誠実に取り組むこと、がカギのように思われます。先生の話に耳を傾け、やるべき練習課題・試合をこなす。失敗・ミスを恐れず、どんどん練習に励むこと。授業の準備・後片付けを積極的に手伝うだけでも、印象はガラッと変わるように思います。

「皆勤賞」にこだわって根性を見せたり、文化祭ほか学校行事について「変わったこと」を提案して大風呂敷を広げてみたり、「オレは意識高いぜ」の自己顕示も悪くないが、それよりも日頃の体育の授業にもう少し気合いを入れるなどして、誠実さを見せるほうが、利徳が大きいと痛感しています。

夏休み前には水泳の補習を受けさせられました。他の科目の講習を申し込んでいたが、予定が重なったためにキャンセルせざるを得なくなり、屈辱感を覚えました。こんなことになったのも、中学以来水泳の練習が不足気味だった自分が悪いと、反省しています。補習の通知を渡された時点で、反省の意思を示し、以後の体育の授業をもう少ししっかりやる、と改心するだけでも、自分の高校時代の充実度が大きく変わったことでしょう。

体育などの「副教科」の得意不得意は、大学の一般入試(古典的な筆記試験)にはもちろん直接の影響はありません(体育・スポーツ・健康科学系の学科は別)。しかし、日頃誠実に体育の授業に取り組むこと自体、受験戦争(特に心理面)に何の効果ももたらさないとは考えにくく、それも決して小さなものではないだろうと感じます。


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5)夏休みの過ごし方ですが、高1・2の間は、できるだけ遊んだほうが良い、と言いたいところ。それも、ただ家の中にくすぶったり、スマホやゲームばかりではもったいなく、知恵を働かせて日頃できないことに取り組んでみたいですね。

「青春18きっぷ」あるいは自転車で遠いところへ旅するのも、もちろんありでしょう。地元を走る路線バスや路面電車・地下鉄にいろいろ乗って回るのも、また楽しいもの。自分の住んでいる市内や町に対する興味・関心を高め、地元を愛し、地域課題を見つけることも、これまた大事な勉強(フィールドワーク)です。

本当は部活をやるほうが良いのでしょうけど、運動系がダメな私は、複数の文化系クラブに加入するも、中途半端に終わってしまい、実質「帰宅部」状態でした。それなら、なおのこと毎日図書館に通って読書する、(受験勉強以外の)習い事をやる、特技を一つ作る、水泳の練習をするとか、自分で一つ課題を見つけて取り組みたいもの。

休み中の勉強については、出された宿題を真面目にこなすこと、および英単語の暗記を毎日やるようにすればよいと思います。あと、1学期までの復習(これは英語・数学中心でよいだろう。自分で新しい問題集を買うより、定期テストの解き直し、あるいは学校で配られた問題集を繰り返すほうが手っ取り早い)。あとは、読書にも励むようにしたいですね。読書感想文のような厄介なものが出される可能性もあるが、そのときは・・・。