高校時代の文化祭について、私自身としてはどういう形で参加したら一番良かったのかを考えてみました。

実を言うと、私は文化祭のクラス実行委員会に加わったり、劇のときは重要級の役を買って出たこともあります。

その積極的に動くというところは良かったけど、いざ本番を迎えると、受験勉強で忙しいとか、あるいは決定したテーマが自分の趣味と合わない不満などから、中途半端になりがちだった、ということに心残りがあります。

あれこれ不満や愚痴をぶちまけながら、自分として文化祭で何を実現したいのかが本当はわからなかった、というのが真相のようです。

それなら、何も実行委員会に参加したり、スター級のキャストにこだわらなくても、単純作業でも何でも良いので自分の役割を見つけて、最後までやり切るようにすればよい。大風呂敷を広げて「言いっぱなし」「やりっぱなし」で終わるのが一番良くないです。

クラスでのテーマ企画は目利きのある他の人に任せるとして、自分は与えられた役割を誠実にこなす。気に入らないテーマだったら、「いゃ~、俺こういうの苦手なんやな」と笑いながら、決まったからには良いものにするよう、みんなで協力する。必要な材料の収集、小道具・装飾の製作、会場ステージの設営、掃除や後片付け、その他できることはいろいろあるはずです。

大事なのは、「最後までやり切ること」。これは受験勉強でも大事なことで、あれこれの問題集に手を出して中途半端に終わるより、1冊をやり遂げる(そして何度も繰り返す)ほうが確実に力がつきます。

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どうしても文化祭が嫌いだったら、休んで自分の好きなことをやるのもありでしょう。高校時代当時の自分だったら、サイクリングで遠出するとかやっていたでしょう。

ただ、これはもったないことでもあるような気がします。みんなが楽しく盛り上がっている中、一人寂しい思いをして後悔するかもしれません。受験勉強も文化祭のときぐらいは忘れてしまい、みんなで楽しく遊ぶのは大いにありですね。