京都府八幡市の松花堂庭園・美術館

山城国八幡は松花堂昭乗(1582-1639)ゆかりの地。昭乗は石清水八幡宮の社僧となり、風雅を愛で、書道・絵画・茶道において幾多の優れた作品を残し、江戸時代初期の芸術文化の開花に大きな役割を果たしました。

「松花堂弁当」はお弁当や日本料理でお馴染みでしょう。松花堂弁当は四つ切箱の器に盛り付けられたお弁当ですね。その名は松花堂昭乗の好んだ四つ切り箱が器に由来するとされ、八幡が発祥地です(「松花堂弁当」が考案されたのは昭和初期)。昭乗は箱の内側を十字に仕切った器をヒントに、茶会で使う煙草盆や絵の具箱として使用されていたようです。

松花堂庭園内にある京都吉兆さんでは、松花堂弁当と茶懐石メニューが楽しめます。

また、庭園内の茶室で定例的にお茶会や日曜茶席も開催中。「お茶の京都」観光スポットの一つにもなっています。

松花堂庭園・美術館へは、京阪樟葉駅または石清水八幡宮駅から京阪バス「大芝・松花堂前」下車すぐ。

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