京都市北区平野に鎮座する平野神社

平野神社の起源は奈良時代末期の延暦元年(782年)とされるそうです。『続日本記』に「田村後宮の今木大神の従四位を授ける」とあり、平城京の宮中(桓武天皇の父・光仁天皇の御所)に祀られていたとされます。

794年(延暦13年)平安京遷都と同時に遷座。朝廷も崇敬され、度々行幸されました。のちに源氏・平家の氏神となります。現在の社殿は寛永年間(1624~44)の造営で、平野造と呼ばれ、本殿は重要文化財に指定。

平野神社といえば、魁(さきがけ)桜で有名。魁桜は平野神社発祥の桜で早咲きの品種。この桜が咲き出すと京のお花見が始まると言われています。

2018年台風21号の被害により拝殿の倒壊をはじめ、数十本の桜が倒木するなど甚大な被害に見舞われたそうです。復興へのご支援を呼びかけておられます。

平野神社へは京都市バス「衣笠校前」下車北へ徒歩3分です。北野天満宮の西側に隣接しており、金閣寺や立命館大学からも近いロケーションです。

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