カテゴリ:街角点描・地域別【京都・滋賀・若狭路】 > 太秦・嵯峨野・嵐山


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阪急嵐山線の終点・嵐山(京都市西京区)に停車中の2300系看板車です。

当日、引退前の2300系を追いかけていました。昭和の阪急電車といえば、この姿ではないでしょうか!翌年、前任の京都線特急車6300系にリニュアルを施し、嵐山線専用に投入されました(座席はセミクロスシート)。

嵐山線に初めて乗ったのは、小学校の遠足の時でした。四条河原町から2800系の急行・梅田行きに乗り、元特急車らしい優美な2連窓と俊足な走りは爽快でした。桂で乗り継いだ嵐山線は旧型車710系で、吊り掛け式の轟音がたまらなかったです。710系も実は元特急車であり、京都線歴代特急車両乗り継ぎのミニトリップを楽しんだことになりますね。

嵐山線は開業当初複線だったが、利用客が激減したことや戦時中の金属供出に伴い単線化されました。ただ、路盤や架線は複線分の幅で残っており、不思議な風景が見られます。



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京都太秦の地に所在する広隆寺。三条通に面しており、嵐電との軌道併用区間です。楼門(正門)の無骨な姿がひときわ目立ち、嵐電の電車が門前を行き来する光景は一つの見所でしょう。

広隆寺は渡来人・秦氏一族の子孫・秦河勝が聖徳太子に仕え、太子の菩提のために603年に創建された京都最古の寺院。「太秦」という地名は、太子の「太」と秦氏の「秦」を取ったものと伝えられています。

太秦といえば東映太秦映画村で有名でしょう。映画村は広隆寺の北側に隣接しています。


嵯峨野・嵐山界隈のメインストリート、長辻通(京都府道29号線の一部)。

渡月橋北詰と嵯峨釈迦堂前(清涼寺)を南北に結んでおり、観光客やバスの往来が多く賑やかです。渡月橋から京福(嵐電)嵐山駅あたりまでが特に人通りが多く、天龍寺や嵐山オルゴール博物館などの観光施設が集積し、飲食店・土産物屋さんが軒を連ねます。近年のインバウンド戦線により、嵐山界隈は特に観光シーズンになると「激混み」のようで、観光公害も懸念されますが。

JR嵯峨野線(山陰本線)の踏切から北側のエリアは比較的静かなところで、大覚寺や常寂光寺など落ち着いた佇まいの古刹が多く存在します。地形的に京都市街地の北西縁辺部にあたり、清滝・高雄・愛宕山へのハイキング・登山の入口にもなっています。

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嵐山を代表する風景 渡月橋

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天龍寺門前

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嵐電嵐山駅前 エキナカには店が多く楽しそうだ 駅構内の足湯もおススメ

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観光交流施設「ぶらり嵐山」 京都府内授産施設での手づくり製品が楽しめるお店

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JR嵯峨野線踏切手前 人力車も観光地の賑わいを引き立てる小道具



リニュアル前の嵐電(京福北野線)北野白梅町駅・ホームです。

西大路通に面しており、北野線の終点であるため、行き止まり式ホームの小さいターミナル駅の佇まいです。駅南側にはイズミヤが立地しています。

駅周辺には、金閣寺、平野神社、北野天満宮などの寺社仏閣があります。洛中・洛北・洛西エリアの境界付近ですね。

北野白梅町駅の次は、「等持院」駅だったのが「等持院・立命館大学衣笠キャンパス前」という駅名に改称され、文字数・音読数ともに「日本一長い駅名」として話題を呼ぶことに。


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画像右上の古風な沿線案内図は何気に貴重ですね。

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小さいターミナル駅の雰囲気があったが、リニュアルで棒線一面に。


京都市北区平野に鎮座する平野神社

平野神社の起源は奈良時代末期の延暦元年(782年)とされるそうです。『続日本記』に「田村後宮の今木大神の従四位を授ける」とあり、平城京の宮中(桓武天皇の父・光仁天皇の御所)に祀られていたとされます。

794年(延暦13年)平安京遷都と同時に遷座。朝廷も崇敬され、度々行幸されました。のちに源氏・平家の氏神となります。現在の社殿は寛永年間(1624~44)の造営で、平野造と呼ばれ、本殿は重要文化財に指定。

平野神社といえば、魁(さきがけ)桜で有名。魁桜は平野神社発祥の桜で早咲きの品種。この桜が咲き出すと京のお花見が始まると言われています。

2018年台風21号の被害により拝殿の倒壊をはじめ、数十本の桜が倒木するなど甚大な被害に見舞われたそうです。復興へのご支援を呼びかけておられます。

平野神社へは京都市バス「衣笠校前」下車北へ徒歩3分です。北野天満宮の西側に隣接しており、金閣寺や立命館大学からも近いロケーションです。

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何となく撮った烏丸今出川付近のスナップです。

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周辺には、京都御苑や同志社大学(今出川キャンパス)があります。

ここで地下鉄烏丸線から市バス203系統に乗り換え、北野白梅町まで乗車。
203系統は行楽・花見客で大混雑でした。
外出自粛ムードの今春は、空いていることでしょう。


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北野白梅町から嵐電北野線に乗り換え、嵐山に。嵐電もやはり混雑でしたね。
鳴滝~宇多野間の「桜のトンネル」は有名で、お花見シーズンにはライトアップも。
今年度より、桜メンテナンスのため、当面ライトアップ休止予定のようです。


桂川に架かる上野橋。

五条通(国道9号)と四条通に挟まれた位置にあり、京都府道132号【太秦上桂線】に指定されています。西京区桂地区と右京区の梅津・太秦を結んでおり、国道9号線(あるいは京都南部および大阪方面)から嵯峨野・嵐山・高雄への快適な抜け道にも使えそうです。上野橋には京都市バス【69】【70】系統が通ります。

西京区は1976年、右京区と分区することにより誕生。それまで右京区は京都市で最も広い区でした(大阪府高槻市などにも隣接)。北桑田郡京北町との合併後(2005年)、右京区が再び面積最大の区に咲き返ります。

桂川といえば、高校の耐寒遠足で、嵐山から八幡まで(確か20kmほど)自転車道を歩いたことを思い出しました。その後、時々サイクリングで桂川自転車道を走ったこともあります。

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上野橋南詰(西京区桂地区)より北を向いて撮影 愛宕山などが遠望できる

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同じく南詰より北東方向を向いて撮影 バックの山並みは東山~比叡山系
大文字山送り火の絶好の鑑賞スポットでもある


嵐電

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少し古いですが、2002年当時の妙心寺付近の写真を。

確かバイクで訪問した時で、周山街道で高雄から京北町へ回り、日吉町を経て園部・亀岡へ抜けるルートだったと思います。

私個人的に、京都市内の中でも、殊に妙心寺・御室仁和寺・衣笠界隈がお気に入りのエリアです。妙心寺の境内も一度拝観したことがあります。金閣寺のような華麗さはないものの、素朴な雰囲気がとても気に入りました。

参考までに、2019年の妙心寺駅(北野白梅町行きホーム)もアップ。

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洛西の名刹、御室・仁和寺を行く西日本JRバス(京都京北線)。

京都京北線は、京都駅前を起点に、四条大宮・二条駅や立命館大学前、御室・仁和寺を経て、周山街道(国道162号線)に入り、高雄・栂ノ尾・北山中川から、京北町(右京区)の周山に至る路線です。かつては、さらに北へ進んで、美山町の鶴ヶ岡(さらに昔は福井県小浜市にも)までのロングランでした。

高雄は紅葉の名所で知られ、見ごろシーズンになると増発するため、近畿・北陸の各営業所から京都京北線の応援に入ります。
 


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阪急嵐山線を撮ってみました。
元特急車6300系4連がのんびり活躍しています。
嵐山線は複線分の幅だけの路盤があるが、全線単線です。
開通時は複線だったが、戦時中の金属供出の対象となったため単線化され、現在に至ります。


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京都洛西の奥座敷、高雄界隈(京都市右京区)。

京都北山・丹波高原の入口にあたり、紅葉の名所として全国的に有名です。

高雄は「高尾」とも記されます。高尾は槙尾(まきのお)、栂尾(とがのお)と合わせて三尾(さんび)と呼ばれるうちの一で、真言密教の聖地となっています。

高雄は京都市と日本海側の小浜を結ぶ国道162号線(周山街道)の途上にあり、京都駅と周山(右京区京北町)を結ぶJRバスなどが便利です。嵐山と高雄を結ぶ嵐山・高雄パークウェイ(有料)もあり、京都の景色が一望できるドライブコースであり、沿道の四季折々の花も楽しめるそうです。昔、サイクリングで嵐山からパークウェイで高雄に抜けようとしたが、自転車通行不可とのことで、仕方なく広沢池・山越から迂回し、R162に入った経験があります。

高雄周辺では、神護寺や高山寺などの古刹、清流・清滝川の川床料理・茶屋や、北山杉の風景などが堪能できます。

「高雄」という漢字地名は、台湾の都市を思い出す方も多いでしょう。

台湾の「高雄」は、実は京都の高雄に由来するそうです。もともと、「打狗」という地名だったところを、原住民が「takao」と発音していたが、日本統治時代、「犬を叩く」という名前が良くないということで、台湾総督府が京都の「高雄」に変更した歴史があります。

ついでに言えば、「高雄」は東京・八王子市の高尾山とも混同しそうですね。JR中央線の「高尾」行きもあり、京王の終点に「高尾山口」駅があります。これも実は京都高雄と関係があります。高尾山は古くから修験道の霊山として知られ、高雄山神護寺に見立てられたことから、その名が付いたそうです。


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嵐電北野線の終点・北野白梅町駅(京都市北区)です。

北野白梅町駅は西大路通と今出川通の交点に面しています。

北野線は北野白梅町から等持院・龍安寺・妙心寺・御室仁和寺などを経て、帷子ノ辻で嵐山本線に接続。鳴滝~宇多野間の桜のトンネルは北野線の見どころの一つで、花見シーズンにはライトアップが行わるようです。

北野白梅町駅は、よく見たら面白い構造をしていますね。小さい駅本屋の三方が道路で囲まれているため、ポツンと建っているのが特徴的です。駅本屋の屋根はドーム屋根。駅の南側はイズミヤで、洛西地区有数の大型ショッピングセンターとなっています。北野白梅町駅は来年までに改良工事が行われる予定で、バスとの結節点機能強化(1番ホーム廃止→バス停設置)を図るとされています。

駅周辺の観光名所として、

北野天満宮(東へ徒歩5分)
平野神社(北へ徒歩5分)
わら天神(北へ徒歩10分)
金閣寺(北へ徒歩15分)

などがあります。



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京福(嵐電)北野線妙心寺駅と妙心寺北門のスナップです。
 


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エキナカの 足湯でほっこり 冬の夕べ
 


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国道162号(周山街道)、小野郷界隈の風景です。
京都市北区のかなり果てにあたり、トンネルを抜けると京北町(右京区)。
このあたりは北山杉の林業が盛んな地域。細いながらも天高く直立する木々の姿が印象的です。


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阪急京都線西院-西京極間の地下線坑口スロープ付近にてプチ撮り鉄しました。

阪急京都線の京都市内地下線(四条通の真下)のうち西院-大宮間は関西で初めて開通(1931年)した地下鉄道です。当時、京阪電鉄系列の新京阪鉄道であり、大宮駅は「京阪京都」駅でした。戦時中の一時期、京阪電鉄は「京阪神急行」として現在の阪急電鉄と合併ののち、戦後ほどなく京阪が再び分離独立するが、旧・新京阪線は京阪神急行(→阪急電鉄)の一員となって、京阪電鉄とは淀川を隔ててライバル関係となります。そして1963年には大宮-河原町間が開通、阪急の京都市中心部乗り入れが実現しました。

「西京極」の由来は、平安京の西端の道路である西京極大路です。西京極駅付近には西京極総合運動公園があり、Jリーグ、プロ野球や関西学生野球などのイベントが開催されるときには賑わいを見せます。

なお、西京極は西京区と思われるかもしれませんが、右京区にあります。すぐ傍の桂川を渡った向かい側が西京区です。


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京都市北区衣笠の立命館大学キャンパス。
ギリギリ右京区との境界にあたるところです。

以前、私も時々この周辺へ遊びに足を運んだりしていました。

かつてはここ衣笠ほぼ一つにまとまっていたが、1990年代以降びわこ草津や大阪茨木に新キャンパスを建設、理系学部などを中心に移転および新学部設置が相次ぎました。現在、衣笠キャンパスには古典的な法・産業社会・文学部などがあります。

キャンパス付近には、金閣寺・等持院・平野神社・御室仁和寺などの史跡名所に恵まれており、勉学研究にはとても理想的な環境であると思います。

また、立命館大学平和ミュージアムが衣笠キャンパスに併設されており、大学キャンパスも観光ルートに含まれたりするようです。


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嵐電嵐山駅にて(2006年)。
温泉と電車のコラボがいい感じです(^-^)
寒い日には足湯でほっこりして電車を待つのも楽しいです。


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今週末はこの冬一番の冷え込み、広い範囲で雪が観測されているようです。

そこで穏やかな年末の頃を思い出してみようと、2006年12月下旬に訪れた嵐山の写真をアップしてみました。川原に腰掛けて京阪三条で買ってきた萩乃家さんの駅弁を味わいました。

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