カテゴリ:街角点描【建物・町並み・景観】 > 寺社・史跡・文化財・歴史的建造物・信仰スポット


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京都府八幡市にある達磨堂円福寺。

円福寺は日本最古の達磨大師坐像で知られ、中風封じにご利益があることで有名。普段は修行のお寺ですが、年2回の万人講(4月20日、10月20日) のときだけ一般参内が認められ、達磨大師坐像が公開されます。

円福寺は大阪府枚方市との境界、国道1号線(枚方バイパス)の洞ヶ峠の近くにあり、境内地の一部は枚方市に跨っているようです。交通アクセスは京阪バス「枚方ハイツ」から徒歩5分。万人講の日は樟葉駅から円福寺まで直通バスが運行されます。

ちょうど国道1号線の脇に萱葺き屋根の「洞ヶ峠茶屋」が佇んでおり、往年の洞ヶ峠の面影を辛うじてとどめています。ぼたもちが名物で、結構な大きさのようです。


大津市坂本、日吉大社参道にて(2007年夏訪問)。

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参道(県道)に構える大鳥居
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参道を走るバス

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茶屋さんで一服

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比叡山中学校

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日吉大社鳥居


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国鉄・JR奈良駅旧駅舎(東口)です。

寺院風の屋根、折上格天井といった和風建築様式を採用しつつ、縦長の窓など洋風建築の意匠を取り入れた、和洋折衷スタイルの歴史的建造物です。1934年(昭和9年)建築。

この独特の佇まいの建物は、古都・奈良の玄関口であり、また近鉄(近畿日本鉄道)王国・奈良県での国鉄・JRの存在感を示すランドマークでありました。駅前歩道スペースはゆったりして歩きやすかったようですね。奈良公園・興福寺・東大寺・春日大社など主要観光地、および繁華街はJRよりも近鉄奈良駅からのほうが近く、やはり県内に根を張る近鉄の魔力を感ぜざるを得ないでしょう。

小学校の遠足で、国鉄奈良駅から三条通を東へ歩き、東大寺大仏殿・奈良公園などを巡回しました。近鉄が便利なのは一目瞭然なのに、なぜかわざわざ不便な国鉄(片町線)を選んでくれました(距離的には国鉄・JRのほうが最短経路ですが)。それはそれで面白かったですが(笑)
 
JR奈良駅前にはダイエーがあったが、跡形も無く消えてしまいましたね。バブルの頃、JR奈良駅からさほど離れていない長屋王跡に奈良そごう(→「ミ・ナーラ」)が開店するが・・・。

旧駅舎は、JR奈良駅高架化に伴い、2003年に使用終了。その後、取り壊しも一時検討されたようですが、保存を望む声が強かったことから、奈良市総合観光案内所として再活用する形で保存されることになりました。旧駅舎は現JR奈良駅北東角の位置に移設されています。夜にはライトアップも楽しめるようです。


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笑う門には福来る

 


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伊勢二見浦を代表する心霊スポット、夫婦岩。

撮影当日、シーズンオフの一人旅で、人影もほとんどなく寂しかったです(笑) でも、それが良かったと思います。一番の目的は、紀勢本線・参宮線のキハ58系に乗ることでした。

二見浦は日本初の海水浴場のようで、大正天皇もここで泳いだと言われています。

実は小学校の修学旅行の時にもここを訪れ、1泊しました。

二見浦へは伊勢市から国鉄参宮線に乗車(伊勢市までは近鉄特急です)。確か夫婦岩パラダイスという水族館を見学したあと、潮干狩りを楽しみました。翌朝、二見浦から再び参宮線に乗って鳥羽へ。ミキモト真珠島や「ぶらじる丸」などを巡ったと記憶しています。その後、近鉄特急で帰路につきました。

二見浦の名物に「御福餅」があります。赤福餅とパッケージも含め、姿かたちは酷似しています(あんは赤福のほうがあっさりしている印象が)。ちなみに赤福の夏季限定メニュー・赤福氷(かき氷の底に赤福餅が入ってるもの)は、もともと二見浦の海水浴客のために開発したものだそうです。


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京都府木津川市山城町上狛にある泉橋寺(せんきょうじ)。

行基が建てた四十九院の一つで、天平12年(740年)に開かれた発菩薩院(ほつぼさついん)、隆福尼院(りゅうふくにいん)を前身とする寺院です。

この寺の見どころは石の地蔵。高さ4.58mあり日本一の石地蔵として有名です。可愛いですね。徳治3年(1308年)に造られたが、応仁の乱で焼かれ、元禄年間に復元したと伝えられます。

泉橋寺は国道24号線・泉大橋北詰近くにあります。木津川に架橋される泉大橋は古くから京都と奈良を結ぶ交通の命綱とされてきました。大雨の度に橋が流されてしばしば交通寸断で人々は苦しめられ、その救済のために行基が泉橋寺を建て、人馬を運ぶ船三隻が備えられていたようですね。

ここを訪問したのは15年以上昔のこと。当時、「現実逃避」なども兼ねて、よく南山城方面へ出没していました。何気にふらりと寄ってみたが、一度訪れたきりで完全に忘れてしまっていました。

「上狛(かみこま)」という地名ですが、高句麗渡来の狛氏の住み着いた地に由来します。JR奈良線にもこの駅名が存在します。


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大阪府寝屋川市の成田山不動尊(成田山大阪別院)。

成田山不動尊は京阪沿線を代表する初詣スポットの一つ。正月には京阪香里園駅からシャトルバスが運行されています。

毎年、初詣のシーズンになると、成田山の表門には2本の巨大門松が登場。高さ13m、重さも13㌧あり開運大門松と呼ばれています。左側は男性を表す「黒松」、右側は女性を表す「赤松」で、2本の松は夫婦和合を象徴。また高さ・重さの「13」という数には縁起を込めた意味があり、片方の門松に立つ13本の竹は家族円満を表すそうです(西洋では「13」という数字は縁起の悪い数とされるが、日本は違うみたいですね)。


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新型コロナ「第3波」が日本列島を襲う中、疫病終息の祈願に高槻・野見神社へお参りしてきました。

高槻城跡の隣に鎮座しており、境内には高槻えびす神社が併設されているみたいですね。

野見神社は、平安時代の宇多天皇の頃に流行っていた疫病を鎮めたと伝えられ、城下町・高槻の守護と開運の神社として崇敬を集めてきました。

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手水舎のお花が素敵ですね! 四季折々のお花を生けているそうで、遊び心に魅惑されますね。
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近隣には城跡公園、高槻現代劇場、高槻キリスト教会があり、高山右近のゆかりの信仰心の集まる城下町として栄えてきたことを感じます。

阪急高槻市駅から南へ徒歩15分ほどの場所にあります。参詣帰りには、駅前の城北町商店街で美味いものを味わうのも良いでしょう。


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四天王寺(大阪市天王寺区)の転法輪(てんぽうりん)。

何かのハンドルに見えますね。

法輪は、お釈迦様の教えが他に転じて伝わるのを輪にたとえたもので、仏教の象徴とされます。

合掌し、「自浄其意(じじょうごい)」と唱えて、(ハンドルと同じように)軽く右に回します。



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京阪萱島駅の高架下に鎮座するユニークな神社、萱島神社。

萱島神社といえば大楠が有名でしょう。境内にどっしり根を据える楠木は、萱島駅のホーム(大阪方面ゆきのりば)を突き抜けているんです。

高架工事に合わせ神社の上に駅が建設されることになったとき、大楠は地元の熱心な要請により、駅のホームに取り込む形で残されました。太古の自然と現代建築物との共生の一例と言えるでしょう。大阪府みどりの百選にも選ばれています。

萱島駅といえば、淀屋橋・中之島からの普通・区間急行の折り返しで、寝屋川市・枚方市方面へ向かう乗客には乗り換えの煩わしさを感じることもあると思うが、待ち合わせの時間を利用して大楠を見物するのも良いでしょう。できれば、ぜひ萱島で下車してみたいものです。

萱島駅高架下のうどん屋さん「つうつう」は、安くて美味しいのでおススメです。


京都市左京区百万遍東側の一画に鎮座する知恩寺。百万遍交差点から今出川通を東(銀閣寺方面)に入ってすぐのところです。京都大学の学生街であり、通りには古本屋や食堂・喫茶店が並んでいます。

知恩寺は法然開祖の浄土宗七大本山のお寺。東山区祇園の「知恩院」と間違いやすいゆえ、宗教法人としての正式名称を「百万遍知恩寺」に改称されたそうです。

「百万遍」という地名は、念仏百万遍に由来するとされます。室町元弘の時代、京都に疫病が蔓延し、後醍醐天皇の勅により空円が念仏百万遍を行い疫病を収束させた、と言われます。

知恩寺といえば、手づくり市や古本まつりでしょう。かなり昔の画像ですが、知恩寺に寄ってみたとき、古本まつりの片付け中だったようです。

同じ読みの名前の寺として、上京区の「三時知恩寺」、宮津・天橋立の「智恩寺」が存在するが、全て京都府内に集中しており、混同しやすいですね。

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京都西陣の一角にある千本ゑんま堂(引接寺)。

千本通の商店街に面しており、いわば閻魔(えんま)法王をご本尊としている珍しいお寺ですね。

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閻魔様といえば、「嘘つきは舌を抜く」と子どもの頃に教えられた言葉を連想されるかもしれません。確かに怖いお顔で地獄の支配者というイメージでしょう。しかし、閻魔様は実は私たちに最も身近な仏様なのです。この世とあの世の間、地獄と極楽の間にいる裁判官で、人間界を見守ってくださっているのだとか。

千本ゑんま堂には、「あの世とこの世が交わるところ」という縁起があります。時は西暦850年ごろ。平安京造営から50年ほどですね。現在の西陣付近にあたる朱雀大路の北側は平安京三大葬送地の一つ、「蓮台野(れんだいの)」と呼ばれ、死屍累々の光景が広がっていたと言われます(当時、一般庶民には墓はなく、死骸は地で野ざらしにされるしかなかった)。

百人一首にも登場する小野篁(おののたかむら)は、この凄惨な状態を憂い、昼はこの世で朝廷に、夜はあの世で閻魔法王に仕えていたと伝えられています。篁卿が閻魔法王の姿を刻み建立したしたのが、この「ゑんま堂」の起こりと言われます。
 
「千本」という地名の由来も、このゑんま堂との関連性が深く、死骸を葬った際に建立された石仏や卒塔婆が何本も無数にあったことによるものとされています。

千本ゑんま堂への交通アクセスは、市バス「千本鞍馬口」下車すぐ。周辺には船岡山や船岡温泉などの見どころがあります。


高槻市上土室にユニークな史跡公園があります。

それは、史跡新池ハニワ工場公園。高層マンション群の一画に再現された古代のハニワ工房と窯跡で、現代の都市文明と古代文明が隣り合わせの異次元空間ですね。高槻・茨木を中心とする北摂三島地域は、継体天皇陵をはじめ古墳が多く点在しており、古代史の一つの舞台として注目を集めています。

公園内では、マンガ陶板や復元ハニワ、そしてハニワ工場館(長い半円柱の建物)を通して古墳時代の歴史を楽しく学べるようになっています。

交通手段は高槻市営バス「上土室」下車(JR富田駅から発着)。

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京都市山科・醍醐エリアの紅葉スポットを集めてみました。

山科・醍醐エリアは比較的空いているようなので、訪れてみてはいかがでしょうか?

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滋賀県近江八幡市小田町の国道477号線に面する「小田神社」。

鳥居の前でいささか不自然なカーブをしており、何気に目を惹く光景ですね。

小田町は日野川右岸の平地であり、周りは田畑の一面に広がります。集落内には織田信長の侍女おなべの屋敷跡、そばにはおなべ松と呼ばれる松の木があり、信長ゆかりの地でもあります。

国道477号線もかなり整備改良が進んではいるが、近江八幡~野洲~守山市あたりでは狭隘区間も随所に残り、ややジグザグ迷走ルートを走らされ、依然としてカオスですね。



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鳥取市東部、山陰海岸の岬に鎮座する岩戸神社。

鳥取砂丘から東へ数キロの位置にあります。

昨年のGWにここへ寄ってみました。鳥取砂丘の大混雑とは対照的に、岩戸地区は人影もまばらでした。

このあたりは山陰海岸の景観を特徴づける安山岩の柱状節理が見られるそうです。


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上町台地北部の高台に広がる難波宮跡公園(大阪市中央区法円坂)。

中央大通りを挟んで大阪城の向かい(南側)です。

周りはビルやマンション、病院・庁舎の建物が目立つ中、ゆったり広々とした原っぱと木々に癒されます。

公園の向こう側に大阪城天守閣も望めます。
 


京都市北区平野に鎮座する平野神社

平野神社の起源は奈良時代末期の延暦元年(782年)とされるそうです。『続日本記』に「田村後宮の今木大神の従四位を授ける」とあり、平城京の宮中(桓武天皇の父・光仁天皇の御所)に祀られていたとされます。

794年(延暦13年)平安京遷都と同時に遷座。朝廷も崇敬され、度々行幸されました。のちに源氏・平家の氏神となります。現在の社殿は寛永年間(1624~44)の造営で、平野造と呼ばれ、本殿は重要文化財に指定。

平野神社といえば、魁(さきがけ)桜で有名。魁桜は平野神社発祥の桜で早咲きの品種。この桜が咲き出すと京のお花見が始まると言われています。

2018年台風21号の被害により拝殿の倒壊をはじめ、数十本の桜が倒木するなど甚大な被害に見舞われたそうです。復興へのご支援を呼びかけておられます。

平野神社へは京都市バス「衣笠校前」下車北へ徒歩3分です。北野天満宮の西側に隣接しており、金閣寺や立命館大学からも近いロケーションです。

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京都府八幡市の松花堂庭園・美術館

山城国八幡は松花堂昭乗(1582-1639)ゆかりの地。昭乗は石清水八幡宮の社僧となり、風雅を愛で、書道・絵画・茶道において幾多の優れた作品を残し、江戸時代初期の芸術文化の開花に大きな役割を果たしました。

「松花堂弁当」はお弁当や日本料理でお馴染みでしょう。松花堂弁当は四つ切箱の器に盛り付けられたお弁当ですね。その名は松花堂昭乗の好んだ四つ切り箱が器に由来するとされ、八幡が発祥地です(「松花堂弁当」が考案されたのは昭和初期)。昭乗は箱の内側を十字に仕切った器をヒントに、茶会で使う煙草盆や絵の具箱として使用されていたようです。

松花堂庭園内にある京都吉兆さんでは、松花堂弁当と茶懐石メニューが楽しめます。

また、庭園内の茶室で定例的にお茶会や日曜茶席も開催中。「お茶の京都」観光スポットの一つにもなっています。

松花堂庭園・美術館へは、京阪樟葉駅または石清水八幡宮駅から京阪バス「大芝・松花堂前」下車すぐ。

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京都府長岡京市、天王山西側の静謐な境地に佇む柳谷観音。

柳谷観音は、眼病平癒の祈願所として、平安時代より人々に信仰を集めてきました。「西の清水」とも謳われ、天皇家と深い縁のある寺院で、歴代天皇も祈りを捧げたご利益寺でもあります。

高槻市と長岡京市・伏見区を結ぶ京都/大阪r79の沿線にあって、交通の不便な場所ですが(阪急長岡天神・西山天王山駅、JR長岡京駅から徒歩またはタクシー)、毎月17日には駅から送迎シャトルバスがあります。 春は竹の子掘り、秋は紅葉狩りとともに楽しみながら、ハイキングするのも良いでしょう。

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