カテゴリ:街角点描・地域別【京都・滋賀・若狭路】 > 丹波高原2【京北・左京区北部・美山・京丹波町ほか】


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かやぶきの里・美山の風景を初めて撮ったときでした。

当時、よく現実逃避というか、「自分探し」の旅に京都周辺を徘徊していました。この日、バイクで綾部・舞鶴から丹後半島一周という強行軍の途中でした。京都市内から美山あたりまでは快調だったんだけど、綾部から先、行楽シーズンということもあって度々渋滞に巻き込まれ、正直「疲れるだけの旅」でした。「自分探し」などやってる場合か、という天からの叱責をいただいたのかもしれません。普通に休日の旅行を楽しむ分には全然罪ではないはずですが、正直どこか後ろめたさを抱え込んでいましたね。

「自分探し」は程々にするほうが良いでしょう。


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京都市左京区最北の果て、広河原(2004年)。

京都府道38号線【京都広河原美山線】は、京都北山連峰・丹波高原を縫う主要地方道の一つ。堀川五条を起点に、鞍馬から花背・広河原を経て、佐々里峠よりかやぶきの里・美山(南丹市)を結ぶ道路で、全線に亙って景色が良くツーリングやサイクリングに人気のコースです。私もバイクでこの道を何度か走ることがあります。

撮影当日、出町柳から広河原まで京都バスに往復乗車してみました。片道2時間のロングランながら、走行区間の大半は左京区で、同区の広さというか細長さを実感されます。狭隘区間や見通しの悪い急カーブが多く、また冬は積雪や路面凍結もあり、相当過酷な路線環境でしょう。25年近く使用されてきた専用の車両(富士重7Eショート、73号車)も今春引退したようです。

広河原は佐々里峠南側の麓で、桂川源流地点です。佐々里峠の北方(南丹市美山町)は若狭湾へ流れ込む由良川水系で、芦生原生林が源流です。広河原は京都府有数の豪雪地点であり、京都市唯一のスキー場があります。


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昨年11月に閉店の「丹波の里 やまがた屋」(京都府京丹波町)。

国道9号・27号の分岐点に立地するドライブインでした。レストランや丹後・若狭地方のおみやげなどが揃うお店で人気がありました。京都府の真ん中の位置にあって、京阪神から舞鶴・丹後・若狭方面へのドライブ・ツーリングやバスツアーの途中でここを利用される人も多く、私も時々立ち寄ったことがあります。

しかし、京都縦貫道の延伸、周辺の「道の駅」拡大などに伴い、やまがた屋の利用客は減少したといいます。60年近く続いた営業も終了となりました。

跡地はどうなるのでしょうか・・・


京都府京丹波町瑞穂(旧・瑞穂町)の町並みです。

池田・川西からR173を走り、美山町へ向かう道中でした。R173からR9へ抜け、R27~京都r12で美山町へ入るルートでした。

当時、京都縦貫道は未開通だったが、瑞穂町を通るようになり、京都市内から便利になりましたね。

R27とR9の分岐地点にあるドライブイン・やまがた(丹波町蒲生)は、先月閉店しました。ドライブインは、今でいう「道の駅」のようなものでしょう。丹後・若狭・山陰方面へのドライブやバスツアーなどでお世話になった方も多いことでしょう。私も自転車やバイクでの遠征で寄らせていただいたことがあります。

3年ほど前、瑞穂町のR173沿線に道の駅「瑞穂の里 さらびき」がオープンしましたね。

面白いことに、京丹波町には大阪・神戸の繁華街でおなじみの「梅田」「三ノ宮」という地名が存在します。町内に「梅田郵便局」「三ノ宮郵便局」があるし、JRバス園福線に「丹波梅田」バス停があるのは興味深いですね。

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京都市右京区京北町の中心街・周山。

京都北山の裏側にあたる丹波高原北部の町で、もともと北桑田郡京北町でしたが、2005年京都市右京区に編入合併し現在に至ります。

周山といえば、「バスの駅」でかなり有名でしょう。京都駅から国道162号線(周山街道)を走り、高雄・栂ノ尾を経て京北町の周山を結ぶ国鉄・JRバス(高雄・京北線)があります。周山バス停はバスターミナルとなっていて「周山駅」と呼ばれます。国鉄時代は自動車線の駅の扱いであり、鉄道駅のような風格がありました。京北町内各地への支線などへの乗り継ぎ拠点としての機能を有し、また京都駅発着系統の一部は、ここからさらに162号線を小浜方面に向かい、美山町(南丹市)のかなり奥の鶴ヶ岡(福井県境手前)まで足を伸ばしていました。JRバスは京都駅~周山系統を除いて軒並み廃止され、現在京北ふるさとバスおよび南丹市営バスが周山駅に発着しています。

* * * *

私が京北町に初めて踏み入れたのは、18歳の頃のサイクリングでした。八幡市から桂川自転車専用道を走って嵐山で一服。ここから清滝高雄ドライブウェイで高雄へ抜けようとしたが自転車は通行禁止ということで、仕方なく広沢池・山越へ迂回し、周山街道に入りました。

周山街道は高雄の手前あたり少々きつい峠道だが、ほかはさほどしんどくはありませんでした。この辺り(北区中川付近)は北山杉の林が広がり、川端康成の『古都』の舞台で有名で、「じつに真直ぐにそろって立った杉」と描写されています。笠トンネルを抜けて京北町に入り、さらにもう一つ峠(栗尾峠)を越えるところが少しまだるっこかったかな。現在、バイパスが開通して長いトンネルを抜けます(バスは旧道を走るが)。

周山からはR477を西へ走って亀岡盆地へ抜け(その途中、少しだけ右京区に入る)、能勢町から一庫ダムを経て池田へ回りました。


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京都府京丹波町和知にある木造校舎です(2005年撮影)。
京都r12【綾部宮島線】沿いの場所で、「和知第二小学校」(2001年閉校)ではないかと思われます。
何気にカメラを向けてみたものですが、今もこの建物は残っているんでしょうか?


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京都市左京区花背&広河原にて。 
川の水がとても綺麗ですね(^-^)
この辺りは、冬は雪が多く、桜の開花も都心より遅いようです。


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南丹市美山町の佐々里にて。

佐々里は美山町の東側に位置し、由良川の上流にあたります。由良川は芦生原生林に源流を発します。

ここから京都府道r38(京都広河原美山線)を南に向かって佐々里峠を越えると、京都市左京区広河原に。ちょうど佐々里峠が中央分水嶺にあたり、峠の京都市側は大阪湾へ注ぐ桂川の源流域となっています。 山里の原風景が魅力で茅葺き屋根の民家も所々に散見され、サイクリングやツーリングに人気のコースです。ただし、佐々里峠区間は豪雪地帯のため、冬季通行止めとなります。


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茅葺きの里で知られる京都・美山。
美しい山里の原風景には癒されますね。

古代から農耕文化とともにあった茅葺き屋根の民家は、近代化で急速に数を減らしました。国内では1960年代に約500万棟だった茅葺きは、10万棟ほどに激減したとのこと。

しかし、欧州では未来の建築資材として茅葺きが復活しているとのこと。単なるノスタルジー(郷愁)ではなく、循環型ライフスタイルの象徴として見直されつつあるようです。すなわち、茅葺き屋根は草原の草で造られ、古くなった草は肥料として土に還るというシステムで、まさに自然の摂理に合った循環型ですね。今月18日から「国際茅葺き会議」が日本で初めて開催されるようです。

(文化の扉)茅葺き、未来の建築材「循環型生活の象徴に」/ 欧州でも再評価 等(山口透析テツ)
https://ameblo.jp/tousekitetsu/entry-12461088699.html



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桜満開の頃の京丹波町(旧・丹波町か瑞穂町)です。丹波を中心に近畿北部に広がる丹波高地は、標高数百メートルのなだらかな高原の地形をなしています。

京丹波町はR9(福知山方面)とR27(綾部・舞鶴方面)の分岐点(蒲生交差点)があります。そこにはドライブインがあり、ドライバーや観光客で賑わいます。私もバイクで走って一服するときには、ここを重宝しています。近くに京都府立丹波自然運動公園などがあります。

また、池田・能勢と綾部を結ぶR173が南北に伸びており、R9と交わります。

R9沿線の旧丹波町・瑞穂町および三和町(福知山市)は鉄道が通っていないため、園部駅と福知山をR9経由で結ぶJRバス(園福線)が運行されています。JRバスの一般路線が軒並み撤退する中、園福線は京都京北線とともに貴重な存在となっています。ちなみに、かつて園部駅と兵庫県の篠山を結ぶJRバスもあったが、これも撤退。


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国道162号(周山街道)の栗越栗尾峠より、京北町市街地と桂川を俯瞰。
もともと北桑田郡京北町だったが、京都市右京区に編入合併となりました。
現在、バイパスが開通したため、栗越峠は旧道となっています。

昔、サイクリングで周山街道を何度か遠征したことがあります。
一番遠いところで美山町までそのまま足を伸ばし、さらに
和知町→丹波町→亀岡→高槻の経路で大回りしたこともあります。
今はとてもそんな元気はないですが・・・。


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京都市左京区広河原と南丹市美山町の境界にある京都r38・佐々里峠。

京都r38<京都広河原美山線>は、京の奥座敷・鞍馬から北山・丹波高地の真ん中に突き進んで花背や広河原などを経て佐々里峠を越え、かやぶきの里・美山町に至る主要地方道。終点でR162に接続しています。全体的に景色の良い山道のため、ツーリングやサイクリングに人気のコースとなっています。 

佐々里峠はちょうど中央分水嶺にも当たり、京都市側は瀬戸内海への桂川~淀川水系、美山町側は日本海側の由良川水系に属しています。佐々里峠・北北東の奥には、「森の京都」の象徴と言うべき京大芦生原生林があります。

なお、広河原~佐々里峠越え区間は冬季通行止めとなるので注意。このあたりは京都府下でもかなりの豪雪地帯のようで、広河原には京都市唯一のスキー場もあります。


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国道162号・美山町(南丹市)の道の駅「ふらっと美山」。
休日はツーリング族も多く、ものすごく賑わいます。
美山牛乳の工場も併設されているようで、なかなか面白いところです。


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国道162号線(周山街道)右京区京北町弓削にて。

R162といえば、京都市街地(五条天神川)~高雄あたりまでは、特に観光シーズンには大渋滞することも珍しくないが、京北町まで来てしまえば交通量も少なく快適なドライブ・ツーリングが楽しめます。ただし「ネズミ捕り」も潜伏しているようなので注意。この先、中央分水嶺にあたる深見TNを抜け、美山町(南丹市)を経て若狭路・小浜に至ります。

この付近は丹波マンガン鉱山で知られるところで、鉱山および労働者の歴史・記録を展示した丹波マンガン記念館があります。

かつて京都駅から国鉄・JRバスが美山町のはるか奥、鶴ヶ岡まで長距離運行していたが、京北町の周山までに短縮されてしまいました。

京都と小浜を結ぶ道路は、修学院から大原・朽木経由の国道367号(通称・「鯖街道」)もあります。時間的・距離的にはR367のほうが早いが、どちらも景色の良い山道で楽しいですよ(^-^) 「鯖街道」のほうは、文字通り名物の鯖寿司が味わえるし、かたやR162では美山のかやぶき屋根の原風景や自然食が楽しめるので、行きと帰りで違うドライブコースを選ぶのがおススメ。


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京都・福井府県道1号<綾部小浜線>の府県境です。
r1・<綾部小浜線>はR173と合わせ、阪神地区と福井県若狭地方を結ぶ最短ルートで、かなり整備は進んでいるが、府県境付近のみ少し狭隘路です。私個人的に、R173の指定区間に編入したほうが良いかと思いますが・・・。



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京都市左京区の山奥、久多(くた)地区に残る茅葺き屋根です。

久多地区は滋賀県大津市葛川および高島市朽木村と隣接しており(郵便番号は滋賀県扱い)、R367(鯖街道)の葛川梅ノ木からr783r781を西に入るルートが一般的です。西側の同じ左京区鞍馬・花背・広河原からr110に入ることも可能ですが、狭隘な峠道(能見峠)を越える必要があります。


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京都市左京区山間部のかなり奥のほう、花背です。
左京区は南北に細長く、過疎化の進む北山(丹波高地)山間部にも区役所の出張所が数箇所設置されています。

鞍馬から鞍馬街道(京都r38)を北山の奥へ分け入り、花背峠から坂を下った、ちょうど谷間の上桂川にあたります。この付近でR477が京北・亀岡方面へ分岐しています。r38はこれより先、さらに奥へ進んで広河原、佐々里峠を越えて南丹市美山町へ至ります。京都バスが出町柳駅前・北大路バスターミナルから鞍馬街道経由広河原まで1日3往復乗り入れています。


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桂川上流部にあたる京北町周山(京都市右京区)の風景です。

4年前2014年GWの頃、バイクで亀岡からR477狭隘区間を突き抜けて京北町へ回ってみました。

桂川の源流は左京区広河原の佐々里峠。ここを起点に南下して花背で西に向きを変え、右京区京北町・南丹市日吉町を経て南東に転向、亀岡盆地を縦断ののち景勝・保津峡を下って京都市街地へ、再び右京区(と対岸の西京区)に入り嵐山・嵯峨野・太秦・桂など洛西の地を潤し、大阪府との府県境に近い大山崎・八幡で宇治川・木津川と合流、淀川に名前を改め南西に向きを変え、大阪湾・瀬戸内海へ注ぎ込みます。

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台風22号の接近で今週末はまたもや雨・雨・雨・・・。

この10月は雨が多く、3週連続で土日が雨とは・・・。
先週の台風21号は、どうも衆院選の投票率低下(→組織票の自民・公明が有利に)ばかりか、日本の農業・漁業を潰してやろうとする某勢力が人工的に仕掛けているんじゃないか、という疑いを感じます。

人工的に台風を発生させる技術も実際にあり、特許化しているみたいです。
この秋、米国を連続して襲った巨大ハリケーンも「人工」だと、ロシアのプーチン大統領は示唆されています。

最近の台風は不自然な動きが多いように思います。
普通、台風の動きは太平洋高気圧の縁に沿って南から北東へ時計周りに滑らかな動きをするはずなんですが、2010年ごろから直角あるいは鋭角に曲がったり、ジグザグ迷走コースをたどる、日本の南海上を西へ進んだりとか、自然現象では考えられないような動きが目立ちます。今度の台風22号も、南西諸島付近で「くの字」に曲がって日本の南海上を東へ進む予報ですが、やはり不自然さは拭えませんね。


天気のことで愚痴ばかり言っても疲れるだけなので、秋晴れの農村風景の写真を1枚アップ。
京丹波町の国道173号線沿いだったかと思います。

先週の台風21号の影響はR173にも出ており、能勢町天王付近の土砂崩れのため、山辺~福住(篠山市)間が通行止めとなっています。
また、JR舞鶴線も不通です。

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京都市左京区の山奥、広河原。

鞍馬街道(京都府道38号)を北へ突き進んで花背峠を越え、さらに行き着くところまで行った果ての地です。
四条烏丸から北へ30㎞以上も離れています。
福井県(若狭地方)へは直線距離で5km程度のところですね。
山深いところゆえ、若狭路へはまだかなり遠い道のりですが、かつては「鯖街道」の一つとして人々の行き来が多かったことでしょう。
しかし、こんな山奥までが「京都市」とは、信じられるでしょうか?

広河原のこじんまりとした村の原風景が印象的でした。
少し昔まで茅葺の民家も多かったようですが、茅葺職人の激減で最近トタン屋根に葺き替えられている家が増えているそうです。

広河原には桂川の源流があります。
桂川は西へ進んで京北(右京区)・日吉・園部、南東向きに転じて亀岡から保津峡を下って、嵐山・嵯峨野・洛西界隈を悠々と南下、大山崎で宇治川・木津川と合流して淀川となり、大阪湾へ注ぎ込みます。

広河原へは出町柳から京都バスで北大路駅・鞍馬経由、2時間で結んでいます。

広河原から先、佐々里峠を越えるとかやぶきで有名な美山町(南丹市)へ。
中央分水嶺にあたり、佐々里峠の向こう側は日本海・若狭湾へ注ぐ由良川水系となります。
冬場は積雪量が多いため、佐々里峠区間は冬季通行止となるので注意。
ちなみに由良川の源流は京都大学芦生原生林にあります。

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