カテゴリ:街角点描・地域別【北摂・神戸・兵庫南部】 > 北神・兵庫丹波【道場・三田・篠山・丹波市ほか】


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兵庫県丹波篠山市の東部にあった福住小学校(2014年撮影)。
2016年に閉校しました。

小学校の建物はカフェ『めしと、つけもんと、パンと、』として再活用され、地元・丹波篠山産のお米や美味しいパンなどが味わえるそうです。

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福住の町並みの様子です。昔、京都に向かう街道(現在の国道372号線)の宿場町だったそうで、その面影が見られます。

京都府南丹市および大阪府能勢町との境界も近く、現在も国道173・372号の交差する交通の要衝として賑わいます。鉄道は通っていないが、かつて篠山口駅から福住までの国鉄篠山線が敷かれていました。


兵庫県丹波篠山市まで乗り入れていた阪急バス。

能勢電鉄・日生中央(猪名川町)から兵庫県道12号(猪名川ライン)を北上、摂丹国境を越えて丹波篠山市に少しだけ踏み入れたところ、後川(しつかわ)が終点でした。ここから少し歩いて、神姫バス(後川上)に乗り継ぎ、篠山市街地や籠坊温泉へ抜けることもできました。

阪急バスの後川乗り入れ開始は1984年と古くはなく、当時は川西能勢口から猪名川渓谷に沿って走る長距離路線として運行されていました。その後、日生中央で系統分断され、猪名川町北部(杉生・柏原)~後川方面の路線は縮小の一途をたどることに。2018年秋、後川への乗り入れが廃止となりました。



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折り返し日生中央行きの発車を待つ阪急バス
丹波篠山市での阪急バスも過去のもの

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周辺の観光案内
篠山市が発足したのは1999年、そして2019年に「丹波篠山市」に改称

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後川バス停の北側
神姫バス「後川上」バス停がある



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JR福知山線・下滝駅(兵庫県丹波市山南町)にて。
快速大阪行き223系で対向列車待ち合わせの時間でした。

福知山線の丹波大山~下滝~谷川付近は、篠山川に刻まれる川代渓谷が見どころですね。

近年、この付近で恐竜(丹波竜)の化石が発見され、注目スポットとなっています。


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丹波篠山市を流れる篠山川の絶景、川代渓谷。

川代渓谷は篠山川の東西4kmにわたって続く奇岩・怪石の渓谷であり、桜の名所として知られます。川代公園として整備され、吊り橋やキャンプ場などがあります。

川に沿ってJR福知山線(丹波大山-谷川間)が走っており、車窓から景色を楽しめます。

川代渓谷は丹波竜と呼ばれる恐竜またはその化石の発掘地が近く(2006年8月に初めて発見)、新たに注目を集めるようになりました。

篠山川は加古川線と接続する谷川駅付近(丹波市山南町)で加古川と合流、播州平野を経て瀬戸内海へ注ぎ込みます。

撮影当日、100ccのスクーターで宝塚~西宮北IC~東播磨(三木・社・西脇)をぐるっと回りました。その後、川代渓谷を通り、篠山市街地からR372を走って亀岡へ抜け、洛西NT・長岡京・八幡市を経て枚方へ帰りました。


神戸電鉄公園都市線の終点、「ウッディータウン中央」駅(三田市)の様子です。

ニュータウン内を走る鉄道ということで、雰囲気的に北大阪急行とか泉北高速鉄道に似ているけど、神戸電鉄は何しろ電車の編成が短くて地方私鉄の印象が強く、ニュータウンとはミスマッチ感があります。

ここから東へ向いて、有馬富士(374m)が望めます。

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兵庫県丹波篠山市(旧・西紀町)栗柄(くりから)にて。

舞鶴若狭道・丹南篠山口ICあるいはR176から、兵庫/京都r97【篠山三和線】を北東へ5kmほどの地点ですが、ここは地理的に興味深いポイント。それは「谷中分水界」という珍しい地形にあります。

谷中分水界とは、同一の谷間集落内に水系の異なる河川が共存する地形、と言えばわかりやすいでしょうか? すなわち、瀬戸内海(太平洋側)に注ぐ加古川水系・宮田川と、日本海側に注ぐ由良川水系・杉ヶ谷川が、共に狭い栗柄集落を流れており(両河川の間隔は約百数十米!)、不明瞭な中央分水界を形成しているわけです。

谷中分水界では河川争奪という地理的現象が起きやすいと言われます。河川争奪とは、隣接する2つの河川について、一方の河川の谷頭が浸食等により上流へ伸びて、別の水系に達し、そこから上流の流域を全て奪う、という現象です。

栗柄集落の2つの川は、約2万年前、河川争奪によって形成されたと言われています。

宮田川の流路はr97に並行して南西方向へ流れ、R176交点(丹南橋)付近で篠山川に合流。JR福知山線(進行方向は福知山行きに!)に沿って景勝・川代渓谷を刻み、西脇市黒田庄町付近で加古川に合流し、瀬戸内海(播磨灘)へ南下します。

一方、杉ヶ谷川は、栗柄ダムから南へ下り、宮田川に合流するのがごく自然な形と思われますが、流路方向を突如西へ転じ、r97と分岐するr69【春日栗柄線】に並行、丹波市(旧・春日町ほか)で竹田川、そして京都府福知山市で由良川に合流ののち、丹後由良にて若狭湾へ注ぎます。杉ヶ谷上流は、もともと宮田川(加古川水系)の流域に属していたものと考えられますね。

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隣の丹波市に「水分れ」という地名があり、日本で一番標高の低い中央分水界として知られる地点です。


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廃止された丹波篠山市の阪急バス「後川」(しつかわ)バス停。

後川地区は丹波篠山市の南東部に位置、猪名川町・三田市、そして大阪府能勢町に隣接しています。武庫川水系の羽束川上流にあたる谷間の集落です。「後川」の由来について、「シツ」は「しり」が訛り末端という意味、したがって羽束川上流にあたる地名と言われています。川西・猪名川方面からの兵庫r12【川西篠山線】(猪名川渓谷ライン)、羽束川の流路に従って三田市と結ぶr37【三田後川上篠山線】が交わります。羽束川は三田市で武庫川に合流、武田尾や宝塚、武庫之荘を経て西宮浜で大阪湾に流れ込みます。また、羽束川最上流の能勢町天王とは、篭坊温泉(後川上)を経て、兵庫r309~r601で結ばれます。

昨年2018年まで、川西能勢口・日生中央から猪名川渓谷ラインを北上、後川まで阪急バスが運行されていました。片道30km以上の乗りごたえのありそうな路線だったが、晩年は日生中央発着に短縮されました。一度、日生中央~後川間のバスを往復乗車したことがあります。杉生新田(猪名川町)-後川間が廃止され、阪急バスの丹波篠山市乗り入れは撤退しました。「後川」の一つ手前のバス停は「猪村」(丹波猪村キャンプ場前)でした。

後川バス停跡から少し北へ歩くと、神姫グリーンバス「後川上」バス停があります。

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篠山市街地へは、後川からr12をそのまま北へ進み、もう一つ峠(分水嶺)を越える必要があります。篠山市街地を流れる篠山川は加古川水系です。兵庫県の丹波地方(丹波篠山市、丹波市)では、京都府境付近を除く大半の地域が中央分水嶺の南側(太平洋・瀬戸内海側)に属しています。全体的になだらかな高原や盆地が広がり、中央分水嶺の不明瞭な地点も存在します。本州の中央分水嶺で一番標高の低い地点が、丹波市氷上町の「水分れ」と呼ばれるところです。

「丹波篠山市」は今年4月まで「篠山市」でした。
隣に「丹波市」(旧・氷上郡)があって「丹波篠山市」というのは、どうなんでしょうか?


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神戸市北区北僧尾界隈の風景です。
長閑な里山が広がり、ここが神戸市とは少し信じられませんな。

国道428号線は、神戸市街地(高速神戸駅前)と三木市の中国道吉川ICを結ぶ短距離国道。有馬街道などとも呼ばれています。急峻な六甲山系を縫うため、勾配はかなりきついです。市街地~箕谷付近間は、住宅地や団地の連続する、典型的な郊外国道で交通量も多いが、以北はローカル国道の様相が強まり、走りやすいです。「酷道」ファンには少々物足りないかもしれません(笑)


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兵庫県三田市のニュータウンの一つ、ウッディタウン。

ウッディタウンは1987年に街開き、三田市内のニュータウンでは最大面積を誇ります。

三田市は1980年代半ばから90年代にかけて、ニュータウン開発が相次ぎ、関西有数の人口急増都市として脚光を浴びました。この事情なども背景に、国鉄(JR)福知山線の電化・複線化工事と線路付け替えが進められました。福知山線は、かつて大阪と福知山や山陰を結ぶ旧型客車や気動車急行などがのんびり走るローカル線だったのが、すっかり都市鉄道に生まれ変わり、大阪・京都方面へ飛躍的に便利になったものです。

画像は神戸電鉄公園都市線の南ウッディタウン駅付近の様子です。 
ニュータウン内を走る鉄道にしては、電車の編成が3両編成と短いですね。

ウッディタウンへは、三田駅から神戸電鉄のほか、JR新三田駅からのバスも便利です。新三田経由の場合、JR福知山線(宝塚線)の始発電車に座れるメリットがあります。

ニュータウン内からは、東側に有馬富士などが望めます。

ニュータウンの周辺には、中国道(神戸三田IC)や舞鶴若狭道(三田西IC)、山陽道ほか高速道路が縦横に張り巡らしています。県都である神戸市街地(三宮、神戸空港)へは、マイカーやバスが便利ですね(神戸電鉄もあるが、急勾配・カーブの多い山岳鉄道ゆえ、遅い)。


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兵庫県丹波篠山市北部(旧西紀町)の山あいにある草山温泉。

篠山市街地・丹南篠山口ICから車で20分程度(r97経由)の場所にあり、JR篠山口駅から神姫グリーンバスも発着しています(本数は少ないが)。草山温泉は京都府福知山市三和町との境界に近く、若狭湾へ注ぐ由良川水系に属しています。

篠山市西紀町の山間部(多紀連山)では、瀬戸内海側(加古川水系)と日本海側(由良川水系)の水の流れを分ける中央分水嶺が少し複雑に絡み合っており、隣接する丹波市の「水分れ」とともに地理的に興味深いものがあります。篠山市街地から草山までの途中、r97とr69の分岐する栗栖という地では、狭い集落内において加古川水系の川と由良川水系の川が共存するという特徴を有しており、分水嶺が不明瞭となっています。栗栖からr97をもう少し北へ進路を取ると、鼓峠で分水嶺を越え、草野温泉に至ります。さらに北へ進めば、府県境を越え、三和町菟原にてR9と接続。京都方面からのアクセスも便利です。

草山温泉は有馬や城崎などのような賑やかな温泉街というわけではなく、山里の静かな温泉という印象です。草山温泉では温泉旅館大谷にしき荘のほか、日帰り温泉施設の観音湯などがあります。名物料理に猪鍋(ぼたん鍋)などがあります。


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本年5月1日、兵庫県篠山市が「丹波篠山市」に変更されました。
私個人的に、「篠山市」のままで良かったように思います。というのも、隣に「丹波市」があって「丹波篠山市」というのはどうなのでしょうか?  というより、むしろ「丹波市」のほうがわかりにくいですね。丹波市は合併前の氷上郡から取って「氷上市」ぐらいにするのが、妥当な線だろうと思います。


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兵庫県篠山市の「本篠山」バス停。
まるで電停ホームのような感じの作りですね。
長いトタン屋根も付いていて、雨の時には有り難いでしょう。

かつて、ここには篠山口駅や園部方面への国鉄バス(→西日本JRバス)が発着、営業所も設置されていました。国鉄バスは国鉄の鉄道路線の一部のような扱いで、バス停を「駅」と呼んでいたようです。JRバス撤退後、神姫グリーンバスがここを使用しています。


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兵庫県丹波市氷上町石生にある水分れ公園。

この付近は日本で一番標高が低く、平野部に存在する中央分水界(分水嶺)で知られます(海抜100m前後、一番低い地点で95m)。すなわち、日本海側と太平洋・瀬戸内海側に水の流れが分かれる境目であり、平野部に位置する地点として地質学的にも生物学的にも貴重な場所なのです。R175と176の交わるところに「水分れ」という交差点があるのをご存知の方も多いと思いますが、まさに中央分水嶺にあたる地点です。

水分れ公園は、水と親しみ、水を考える公園として整備されたものです。公園内を流れる高谷川(加古川水系の支流)に設けられている用水路との分岐点が中央分水界。用水路側の水は分水界の北側へ導かれ黒井川・竹田川・由良川を経て日本海に流れていきます。降った雨水が瀬戸内海側と日本海側に分かれて流れる不思議な現象をこの地点で観察することができます。

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高谷川の水路分岐点
直線に進む側は瀬戸内海、写真右に分かれている用水路は日本海へ向かう

また、高谷川左岸には「イソ(山偏に石)部神社」があり、境内に「水分れ茶屋」もあります。

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「イソ部神社」
「水分れ茶屋」もある



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福知山線と加古川線が接続する兵庫県丹波市の山間にある谷川駅前。

山間とはいっても標高は高くなくなだらかな地形で、同じ丹波市内でここから北へ10kmほどのところに中央分水嶺(水の流れを太平洋側と日本海側に分け隔てるところ)で一番標高の低い地点、「水分れ」という地名があります。すなわち、日本海・若狭湾へ注ぐ由良川の支流・竹田川の源流でもあり、京都府福知山市で由良川と合流します。

加古川線はここから加古川の流れに従い瀬戸内海へ向かって南下、西脇市や小野市などを経て加古川駅に至ります。谷川駅から下って5つ目、「日本へそ公園」駅(西脇市)があるが、北緯35度線と東経135度線の経緯線が交差する地点で「日本の中心点」であるとされています。

しかし、加古川線の西脇市-谷川間の列車本数は非常に少ないこと。
阪神大震災のときは迂回ルートとして賑わい、その後せっかく電化されたにもかかわらず、非電化時代とほとんど変わっていません。

谷川駅は「大阪近郊区間」の北西端にあたります。120円きっぷで福知山線~加古川線~JR神戸線を大回りする旅ができるわけですが、加古川駅構内にはJR神戸線と加古川線の間に中間改札が設けられており、「大回り乗車」の旨を伝えなければならなくなっています。

福知山線大阪方面行き(上り)は谷川駅から5kmほどの間、加古川の支流・篠山川の流れと反対の東へ進路を取り、桜の名所で知られる川代渓谷の景色が楽しめます。川原の公園内にはキャンプ場などもあります。この辺りは丹波竜発掘地としても知られています。篠山川は篠山市の東、京都・大阪府県境付近に源流があります(支流は大阪府能勢町天王にも及んでいる)。

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モダンでエキゾティックな国際港湾都市・神戸。
かなり都市・住宅開発の進んだ神戸市ですが、六甲山裏側の北区、特に三田市・三木市との境界付近(長尾界隈ほか)では、華やいだイメージとはまるで異なり、のどかな里山風景が広がります。神戸市はかなり広く、特に北区の面積は行政区でトップです。京都市でいえば左京区もしくは右京区に相当するのでしょうか?

そういえば、JR福知山線の道場駅も神戸市北区に所在するが、三ノ宮・元町などの都心部からはかなり離れており、長距離乗車券用語でいう「神戸市内の駅」には指定されていません。

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丹波篠山の里山の風景です。
川阪集落は篠山市の北部の山あいにあり、京都府福知山市(三和町)との府県境も近いです。
篠山市の中心部は播磨灘に注ぐ加古川水系ですが、川阪や草山温泉あたりは、若狭湾へ注ぐ由良川水系(土師川の支流)の上流にあたります。

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大阪府最北端、能勢町・天王峠の国道173号線ワインディングループ区間より。
兵庫県篠山市との府県境を何度か行きつ戻りつし、丹波の山々を遠望できる楽しい区間です。

173号線の旧道も何とか通行はできるそうですが、「すねこすり峠」と言われるぐらいかなりきつい九十九折の峠道で、古くから丹波と大阪を行き来するにあたっての難所とされてきました。

写真の左奥は篠山市福住集落。
かつて篠山口から国鉄篠山線が国道372号線に沿って福住まで伸びていたが1972年に廃止(→山陰本線園部を経て京都と結ぶ予定だった)。

先日、バイクで169号線・大台ケ原越えの旅に出たが、ふと天王峠のことを思い出すや、吉野・紀伊山地の険しさを改めて実感してきました(これに比べて丹波高地は全体的になだらか)。

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10年前の福知山線篠山口駅の構内です。
「浪花食堂」という駅弁屋さんがありました。
福知山・豊岡・城崎温泉をはじめ、北近畿から軒並み駅弁業者が撤退する中、篠山口駅はかなりがんばっていましたが、ここも2012年に撤退した模様です。
篠山口の駅弁は品数は少なく地味ですが、丹波篠山らしく猪肉の弁当が名物でした。

篠山口駅も大きく変わりました。
20~30年ほど前までは田舎の駅の雰囲気でしたが、篠山口まで複線化され大阪の通勤圏に入った今、味気ない都市近郊駅に様変わりしました。

せっかくなので、「迷車両」113系3800番台、ことサンパチ君の写真も。

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10月下旬にバイクで篠山市を通ったときに撮影。
確か西紀南小学校(1873年黒田学校として開校)だと思う。
篠山市内にはほかにも木造の小学校がいくつかあるようだ。
木造の校舎は鉄筋コンクリートとちがって、心が通いやすくどこか温もりを感じる。ここで学べる子どもたちはきっと元気だろうな。

2001年の大阪教育大付属小学校の事件以降、最近の学校は防犯に神経を尖らせ、敷居が高くなっているように思われる。とにかく世の中があまりにも物騒なのだ。



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