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今日の気になるニュースを、とにかくリストアップしました。

○超大型で強い台風15号が首都圏を直撃中、記録的な暴風の恐れ

○西日本各地で酷暑ぶり返る

○内閣改造で防衛大臣に河野太郎氏を起用へ

○岩手県知事選で野党系候補が圧勝(4回目の当選、得票率70%超!)




マスメディアではあまり報じられないと思いますが、立憲会派の国会議員数が衆参合わせて100人を超えました。

内訳は

(衆議院)
立憲54人、無所属フォーラム16人、無所属(副議長)1人 合計71人

(参議院)
立憲32人、民友会1人、希望の会2人、無所属(副議長)1人 合計36人

(以上、蓮ホウさんのTwitterから引用)
https://twitter.com/renho_sha/status/1156476876262498304

先月の参院選で山本太郎の「れいわ」に喰われ、立憲民主党は期待したほど伸びなかったので「惨敗」だと各方面から批判されています。しかし、改選議席を9人から17人に倍増近く躍進したことには間違いないし、衆参合わせて100人以上というのは、野党第1党としての存在感を示すには十分な規模と言えます。ちなみに、地方議員数は700人を超えているそうです。2017年の結党から2年あまりで、これだけ多くの国政・地方議員数を有する政党は、なかなか見ることはできません。

翻って、比例統一名簿をしつこく要求していた某・小政党(→国民民主党と合併したが)はどうでしょうか? 地方議員数はゼロに近いし、国会議員も岩手県出身の大物を除いてほとんどいなかったではありませんか。

他の新党も、ポピュリズムでブームを起こして大躍進するものの、離合集散で消えてしまったものがほとんどでしょう。

立憲民主党はポピュリズム路線には与せず、堅実・安定的に党を拡大するとともに、「草の根の民主主義社会」を定着させ、政権交代(を自己目的化するのではなく)とその後の政権運営の内容中身まで、しっかり研究されているものと思います。


昨日(7月18日)の京都アニメ会社放火事件でスタッフ33人以上が死亡、衝撃的でした。日本の誇りある文化そのものへの攻撃で、テロそのもの。断じて許せません。亡くなられた方々にお悔やみを申し上げます。また負傷された方々にお見舞い申し上げ、ご回復をお祈りします。


さて、毎日新聞の記事に、安倍首相の地元・下関市内のシャッター通りの写真が載っていました。
6年半の「アベノミクス」恩恵の実感が、庶民の暮らしに広がっていないことを示唆するものです。今度の参院選では、「アベノミクス」に代わる、新しい経済政策が問われていると思います。

地方創生、期待と疑念 首相地元、目立つ空き店舗(毎日新聞)
https://mainichi.jp/senkyo/articles/20190717/ddm/041/010/217000c


2019参院選も最終盤を迎え、 アニメ会社放火テロ事件、街頭演説のヤジで不当逮捕、台風5号と梅雨前線に伴う災害級の大雨、ほかきな臭い事件や災害が続くが、7月21日投票日には投票率アップを期待したいところです。



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参院選告示が始まったので、過去の選挙の街宣写真をアップしてみました。
2005年の9.11衆院選です。

9.11といえばNY同時多発テロ(2001年)を連想されると思いますが、日本では「もう一つの9.11」がありました。それは9.11衆院選。当時、小泉純一郎総理の人気が高く、郵政民営化法案の採決否決後、一気に解散を打ち出し、衆院選を仕掛けました。この選挙で自民党は圧勝を果たしたことは記憶に新しいでしょう。

上の写真は、京橋駅前で共産党が「小泉改革No!」を必死に訴えておられた光景です。自民党の圧勝で民主党や共産党など野党は苦戦しました。
 
私は小泉純一郎も安倍晋三も両方嫌いですが、「どちらかが好きか」を強いて選ぶとするなら、小泉純一郎ですね。議会制民主主義完全無視の安倍晋三よりは、小泉のほうが100倍マシだと思うことさえあります。せっかくの自民党圧勝にもかかわらず、小泉氏は翌年総理を辞任され(後任は安倍氏)、今は政界から引退しているという点では、まだ潔いと言えます。

思えば、2005衆院選の頃からか、「共産党は自民党の補完勢力」だと、他の野党支持者からネットで非難されることが多くなりました。共産党が全小選挙区に候補者を立てるがために、反自民票が分断され、結果的に自民党の圧勝を許すことになるのが理由。私も真面目に同じことを思ったことがあります。90年以上の長い歴史と伝統に胡坐をかいてなかなか融通の利かない共産党に対して、嫌気すら覚えました。しかし、2015年以降、共産党が野党共闘を打ち出して以来、共産党に対する評価はぐんと高まりました。以前は「共産党は怖い」という人が圧倒的多数だった時代もあったが、「共産党は筋を通すまっとうな野党」だと広く理解されるようになり、特に野党支持者の間での共産党の評価は高く、今度の参院選での躍進が期待されています。


7年間の就任期間中、頻りに外遊することが自慢の「外交の安倍」。しかし、安倍さんの外交は、特にこの1年間尽く失敗しています。

安倍さんはトランプ・米大統領やプーチン・ロシア大統領に、これでもかというほど媚を売る一方、中国には異様なほどの敵意を示してきました。しかし、トランプには高額な武器を買わされていいカモにされ、これまで安倍さんに(表面上は)温情を示していたプーチンにまで嫌われているようですね。安倍さんが総理でいる限り、北方領土問題をはじめ日露関係は棚上げということでしょう。

今週後半に大阪で開催されるG20では、「安倍スルー」で今後の世界のあり方が議論されそうです。開催国の首脳が「蚊帳の外」というのは、実に恥ずかしい話。「G20の成功」を参院選勝利の弾みにしたい腹積もりでしょうけど、年金問題で広がる国民の怒りをごまかして乗り切ることは難しいでしょう。


北方領土 プーチン大統領 ”引き渡す計画ない” 日本側けん制か
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190622/k10011965261000.html?utm_int=news_contents_news-main_006

 


衆参同日選だの、消費税減税・廃止だの、野党はだらしない・このままでは負けるとか、今一つ野党が弱いと見える参院選。しかし、ここにきて「年金に頼らず、老後に備えて2千万円を自分で貯めろ」との発言が引き金となって、年金問題が参院選の争点に浮上しつつあります。年金問題は、多くの有権者の関心を高める絶好の材料だと言われており、政権与党への痛打となりそうですね。12年前の2007年衆院選のときも、「消えた年金」で自民党は敗北を喫し、第1次安倍政権退陣に追い込み、民主党への政権交代の弾みとなりました。

年金は安倍政権の鬼門? 「老後2千万円」野党争点化へ(朝日新聞)
https://www.asahi.com/articles/ASM6B51DLM6BUTFK012.html?iref=comtop_8_03

 


「壊し屋」で有名な小沢一郎。

小沢一郎は、かつては自民党の典型的な保守政治家であり、今では保守の理念を生かして野党をまとめる仕事をしているように見えます。また、細川連立政権と民主党政権の「非自民」への政権交代を実現させたのも小沢一郎の実力と功績だと評価されています。私・管理人もここ数年間、小沢一郎に期待をしていました。

しかし、最近の小沢一郎はどうもおかしいようです。小沢一郎は、「このままでは野党は惨敗だ」としきりに悲嘆しておられ、 野党の比例統一名簿をしつこく要求しています。統一名簿にしてしまえば、野党が個別の政党名で戦った場合に比べて大幅に票が減るという愚かしい代物だというのに、小沢一郎とその「信者」(オザシン)たちは、なぜか統一名簿に拘泥しておられます。

統一名簿と似たような失敗経験として、2012年衆院選での「未来の党」を連想してしまいます。「未来の党」の経緯は少々複雑ですが、もともと民主党政権下での「親小沢」派=反・執行部が集団で離脱したことに始まります。そこで立ち上げたのは、「国民の生活が第一。」という長ったらしい名前の政党です。小沢一郎らをはじめ約50~60人ほどが加わったわけですが、1%にも満たない超・低支持率に。国会議員50人の政党で支持率1%未満というのは普通はあり得ないでしょう。「消費増税反対」「脱原発」を貫いて筋が通っていると期待していましたが、それなのに共産党などよりも低い支持率なのです。解散・総選挙になって、急遽「未来の党」を立ち上げ、嘉田・元滋賀県知事を党首に担ぎ、「国民の生活が第一。」ほか、民主党の反・執行部らが合わせて120名結集。これで支持率が大幅アップするかと思いきや、相変わらずの低迷ぶりで、実際に当選したのはたったの9名。「大惨敗」でした。その後、「未来の党」の内輪もめ(例によって左派と右派の内紛)があり、すぐに解党。これだったら、「国民の生活が第一。」のままで選挙戦をたたかったほうがよかったと思いました。小沢一郎をはじめ、親・小沢派はさっそく「生活の党」を立ち上げ、2013年参院選に臨むが、1議席も取れない歴史的惨敗に終わりました。「選挙の神様」小沢一郎もどうしたものだろうか、と思っていましたが・・・。

比例統一名簿の本質は、失敗済みの「未来の党」の究極的なスタイルということ。枝野幸男(立憲民主党代表)が反対するのは至極当然です。共産党も比例統一名簿に反対です。同様に、現時点での「日本共産党」の党名変更は、失うものがあまりにも大きく、賛成できません。

小沢一郎がこれまで所属した政党をリストアップしてみました。

~1993年    自民党
1993~94年   新生党
1994~97年   新進党
1998~2003年  自由党
2003~2012年  民主党
2012年     国民の生活が第一。
2012~13年   未来の党
2013~14年   生活の党
2015~16年   山本太郎と?と生活の党?
2016~19年   自由党(2代目)
2019年~    国民民主党

なんと名前だけで11回も政党を変えているではないですか! やけに平仮名入りの政党名も目立ちますね。「壊し屋」と言われるのも納得。小沢一郎が一番輝いていた時代は、2007~09年の民主党党首の頃でしょうか。あの当時、「国民の生活が第一」というスローガンを掲げて、参院選では民主党大躍進、2年後の政権交代に弾みがつきました。「小沢さんは選挙に強い」というのもわかります。しかし、2009年の政権交代間際に、陸山会事件で起訴され、民主党代表を降りることに。2010年民主党代表選で小沢一郎は敗北、そして2012年衆院選以降、小沢一郎の政党は大惨敗続きですね。やはり陸山会事件のダメージは大きいのかもしれません。


日本共産党は1922年創立以来、反戦・平和・民主主義を掲げ、庶民の苦しみを救うことを第一に活動を続け、まっとうな政治家を輩出してきたことは、今や多くの人が認めるところでしょう。今年で日本共産党は創立97周年を迎えます。これだけの長い歴史を誇る老舗政党は稀有でしょう。 

それにもかかわらず、特に国政選挙での共産党は伸び悩んでいます。「共産党」という名前に対するネガティブなイメージももちろん大きいでしょう。すなわち、中国や旧ソ連・東欧各国の社会主義・共産主義体制の失敗が、日本共産党のマイナスイメージとダブり、「共産党は暴力革命者で怖い」と思う人のほうが圧倒的多数だった時代もあります。それゆえ、「共産党」という党名を変えたほうがいいのではないか、という人も少なくないのは頷ける話です。最近の日本共産党は、過去の社会主義・共産主義失敗のイメージからは遠ざかって、「まっとうな野党」として野党共闘をリードするなど、多くの国民が理解を示すようになったと思いますが、それでも(それゆえに?)党名変更を望む意見も時々見かけます。もっと共産党が伸びて欲しい、あるいは大きな野党を切望するという好意的な理由が大半だとは思いますが、最近「ポスト米英時代」氏が頻りに言い出している党名変更論については、野党の比例統一名簿を求めてのものであり、違和感を覚えます。

共産党の党名変更について、長期的視点で党員・支持者の合意を得て改称するのはありだと、私は考えています。ただ、現時点で党名を変えるのは、失うものがあまりにも多すぎて危険です。その理由は、来月の参院選のために急いで党名変更を行ったとして、新しい党名を有権者に認知してもらうには時間がとても足りず、比例の「共産党」はもちろん無効票、野党全体の議席減少につながるからです。一部の野党支持者がしつこく騒いでいる比例統一名簿についても、同様の理由で反対です。比例統一名簿にすると、投票したい政党名が無効票になり、「本来主張の異なる別々の党が選挙の時だけ一つになるのはおかしい」と有権者の支持を得られるものではなく、しかも原発再稼動反対の党を支持しているのに、再稼動賛成議員が当選するということだってあり得ることで、愚かしいです。

そもそも共産党が嫌いなら、立憲民主党でも山本太郎の「れいわ新撰組」でも他の政党を支持すれば済むこと。「大きな野党の塊」を作って政権交代を急ぐよりも、多くの野党が切磋琢磨して全体の票を伸ばし、自民・公明議員を減らして、国会内の民主主義を取り戻すことが第一でしょう。「大きな塊」で政権交代を成したとしても、旧・民主党政権のように短命に終わる危険性が高いでしょう。


5月26日投票の欧州連合(EU)の議会選挙では、ポピュリズム(大衆迎合主義)的な政策を掲げる極右政党などの反EU勢力が伸びました。主流の親EU勢力の中道右派・左派は初めて合計で過半数を割り込む見通しとなりました。

欧州議会選、反EU勢力伸長=主流2会派、初の過半数割れ
https://www.jiji.com/jc/article?k=2019052700231&g=int


極右やポピュリズムが良いか悪いかは別として、「既成政党にNo」ということでしょう。日本でいえば、大阪維新の会や山本太郎個人などという見立てでしょうか。先月の統一地方選・衆院補選で自民党の敗北が大きなニュースになりました。 大阪では維新の一強が目立ち、自民・公明・共産などの「既成政党」が惨敗を喫したり、北海道知事選で野党統一候補が敗北する一方、二階氏の地元・和歌山などで共産党が自民を破ったことも象徴的です。いわゆるポピュリズム路線に反対する代わりに「草の根」民主主義路線を貫く立憲民主党も、地方選では(関西は別として)当選率90%以上の善戦だったようです。野党の比例統一名簿にこだわる小沢一郎・自由党は山本太郎と呉越同舟だったが、小沢の古い政治体質に嫌気し、山本太郎が「れいわ新撰組」を立ち上げ、ポピュリズム路線を展開しています(私個人的に、小沢一郎と山本太郎は共通してアジテータなところがあって、あまり好感が持てないが)。


『平成を愚民の時代にした30人のバカ』に、

安倍晋三、小泉純一郎、小沢一郎、前原誠司、小池百合子

らが挙がっています。

思えば、平成30年間の政治劣化、衆愚政治を作り出したのは、小沢一郎が1993~94年非・自民政権のもとで強行した小選挙区制に根源があると感じます。「政権交代を可能にするため」を謳って小選挙区制が導入され、実際に小沢一郎の主導で非自民の政権が実現したこともあるが、長く続かず、結局劣化した自民党独裁政治に戻るという元の木阿弥に。

私個人的に、一時期小沢一郎にもう一度の政権交代を期待し応援したこともあるが、どうも小沢さんはクロなようですね。共産党が野党共闘を前向きに打ち出し、小沢さんと仲良く並ぶことも実現したことは歴史的と言えるが、最近は「野党共闘」そのものが目的となって自己満足に浸っているような嫌いもあり、少し違和感を覚えます。

過去の非自民政権の失敗から真剣に学んで、新党を立ち上げた政治家もいます。それは、立憲民主党を結党した枝野幸男。立憲民主党の構想そのものは、「さきがけ」が源流であり、枝野幸男・菅直人・鳩山由紀夫らが中心となって、1996年に民主党結党という流れを汲んでいます。民主党はその後、小沢一郎らが加わって、2009年に民主党政権を実現するが、これも長く続かず。民主党政権当時、消費増税に反対する小沢さん(「親小沢」)のほうに理があると思っていました。しかし、小沢さんのここ10年ほどの実績を見ていると、新党を作っては零落を繰り返す一方で、政権交代を成した頃の輝きを完全に失せています。民主党政権が短命に終わったのも、「親小沢」が民主党から離脱したことも理由だとされています。民主党執行部にいた「反小沢」側が公約を破って消費増税を強行するなどの過ちはもちろん許すわけにはいきません。しかし、枝野さんをはじめ心ある議員の方々がその経験からしっかり学ぶべく、立憲民主党を立ち上げ、「アベノミクス」とは全く異なる「ボトムアップの政治」を実現させようと、全国各地で草の根の活動に取り組んでいることは注目されるべきでしょう。



 


建替えのため閉鎖する大阪市西成区の「あいりん総合センター」で、「強制排除」に対する抗議活動が起きています。

同センターは職業安定所や労働者・求人側が集まる「寄せ場」があったが、老朽化のため建替えられることが決まっています。

https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20190424-00000610-san-soci 


建替えが決まっていることとはいえ、強制排除とは怒り心頭です。
統一地方選(大阪W選)の直後だけに、やはり政治的な臭いを感じます。

大阪維新の政治は、大型開発・IRカジノ優先の利権型であり、府民・市民の暮らし・福祉・教育を大切しているようには思えません。あいりん強制排除も、教育・福祉切捨て政治の考えが根底にあると言えます。


よく「アベ政権を倒すために、野党は一つの塊に、比例は統一名簿にせよ」という、野党支持者たちの主張を見かけます。 一見ごもっともな意見のように思えますが、私・管理人はこれには同意しかねます。

最近、Twitterランドにおいて、小沢一郎支持者、自由党支持者と称する方々の、「比例統一名簿に応じない」立憲民主党をdisする凄まじいバトルが、連日繰り広げられているのが目に付きます。彼ら彼女らの執拗な立憲民主攻撃は、「野党共闘」どころか、野党分断を狙っているか、もしくは単なる「枝野憎し」としか思えないのですが、どうなんでしょうか?

立憲民主・枝野代表は、Twitterで以下のように説明しておられます。

比例選挙での統一名簿の話はよく出ますが、政党が違い政策が異なっているのに選挙の時だけ一つの姿になることですから、「選挙目当て」そのものと言われ、有権者の理解を得るのは難しいと思います。

https://twitter.com/edanoyukio0531/status/990712735292833793

枝野さんの説明は筋が通っている、と私は感じています。もともと政党が違い、政策も異なっているというのに、選挙の時だけ一つにまとまる、というのは、納得できる話でしょうか? せいぜい「選挙目当ての野合」と言われるのがオチで、各政党が個別で比例を戦った場合よりも票を減らす結果に終わると思うんですが。似たような例として、2017年民進党解体→希望の党結党劇(この渦中で急遽、立憲民主党を結党)、2012年衆院選の「未来の党」などを連想してしまいます。未来の党は改選前は60人だったのが、9人の当選に激減、その後すぐに空中分解というひどいものでした。

ちなみに、枝野さんは、一人区については野党統一に向けて努力すべきだということも語っています。

一人区では、結果的に一騎打ち構造になるよう努力すべきです。しかし、比例区含めそれ以外は、各党主張を明確に切磋琢磨することで有権者の理解が広がると考えます。

https://twitter.com/edanoyukio0531/status/990707813365137408

枝野さんは、旧・民主党結党から同政権崩壊に至るまでの歴史(=小沢一郎の「壊し屋」の歴史でもある)の失敗を、真摯に反省しておられるようで、この姿勢には好感が持てます。旧・民主党政権の過ちを乗り越えて将来政権を担うという強い意思が、立憲民主党そのものでしょう。政党間の離合集散ではなく、強固な党組織づくりに励み国民の支持を得ようと努力している野党と言えば、共産党と立憲民主党ぐらいでしょう(今回の統一地方選前半戦でも立憲民主党はそれなりの躍進を果たしている。翻って、自由党のほうは1議席も得られていないそうではないか)。もっとも、立憲民主党について不可解な件も数々ありますが(例えば、京都の地方選での対応とか)・・・。


立憲民主党の小川淳也衆議院議員が 、このほど国会で

真に闘うべきは安倍政権ではなく「国民の諦め」

と訴えられました。

https://twitter.com/konnahitotati/status/1103790413071048704


安倍政権に変わる政治家がいない、野党がだらしない、と思う国民も多く、諦めムードが広がっています。そればかりか、本来国民生活を守る立場であるはずの左派・リベラル系学者や有識者、ジャーナリストほど、「日本はもう終わった」と悲嘆される方も多いようで、悲観主義がネットやSNSで蔓延しています。

私個人的に、このような悲観主義や諦めは、左派・リベラルを装った思想攻撃だと考えています。それは、すなわち「諦めなさい」ということ。権力側は国民が諦めるのを待っているのです。したがって、彼ら彼女らの悲嘆・悲観主義は、安倍政権と同じ土俵にいるのだと見なすことができ、「プロ市民」なのです。さらに、左派・リベラル派を称する人たちの(そしてオザシンたちも)思想攻撃はタチが悪いもので、「何でも排除ありき」の陰湿極まりなく、「いじめ」を後押ししているも同然(→日教組こそ「いじめ」に加担している、と思う人もいるわけです)。

小川淳也議員の国会答弁は、国民の諦めムードに一筋の光を差し込むもので、感激された方も多いでしょう。左派・リベラル政治家の本来のあるべき姿が示されており、小川議員を応援したくなりました。



今まで小沢一郎と山本太郎の自由党に期待してきましたが、見切りを付けることにしました。

最近の自由党をめぐっての動きは、とにかく訳わかりません。以前から、小沢一郎・山本太郎支持者と称する一部の人たちには、胡散臭いものを感じていましたが。

国民民主党と統一するがゆえ、これまで自由党が熱心に掲げてきた「脱原発」すら後退してしまっているようだし、さらに最近の山本太郎の動きにも不可解なものがあります。

https://twitter.com/_yanocchi0519/status/1101838738181697536

https://twitter.com/_yanocchi0519/status/1101706121453068288

「やのっち」さんの上記ツイートに、私には納得感があるように思います。 

山本太郎はアベ政権に最も厳しく対峙している稀有な政治家だと、信じていたが、所詮は俳優にすぎなかったんですね。国民民主党に「脱原発」譲歩を迫られて、どうするつもりなんでしょうか?


よく「野党は一つになれ」、「野党はバラバラ」などと言われます。

野党共闘。それは大変結構なことです。

だからといって、「比例統一名簿」、あるいは立憲民主党も自由党も国民民主党も一つの党に統一、というのは、私個人的には賛成しかねます。

この理由を的確に言い表しているツイートがあります。


「野党がバラバラなのは意味がある。
だって自分の頭でちゃんと考えられる人は無意味に固まらない。それぞれの意見を大切にするから。

今の与党は考えない人ばかりだから簡単に固まる... 団結する... それがファシズム」


https://twitter.com/CharlesRobert__/status/1104060792192679936


私もかねがね思っていましたが、「何でも一致」を要求するのでは、それは行き着くところ全体主義、ファシズムにつながりかねず、今の与党と変わらなくなってしまうと思います。「野党はバラバラ」というのは、数の力では与党に負けているのは明らかで歯がゆいが、多様な思いが尊重されるという点ではむしろ好ましいと言えます。一部の自由党支持者、小沢一郎支持者を自称する輩(=オザシン)たちは、「比例統一名簿」を執拗に要求、立憲・枝野幸男氏をしきりに論難されていますが、正直見苦しいばかりです(オザシンのことを「小沢支持者を装ったネ○○ヨ」、と言う人もいます)。

枝野氏は、野党共闘を否定しているわけでは全くありません。参院選1人区では野党統一で戦う、複数区や比例では各野党がそれぞれ切磋琢磨しあって票を伸ばす、と説明されております。それは、共産党も認めているところ。他党との合併・統合には反対だが、議員が個人で立憲民主党に加わるのは歓迎だと言っておられます。

そこのところを理解されない方も多く、小沢一郎氏、自由党支持者やオザシンたちは、「比例統一名簿」にこだわる。そもそも、比例統一にしたからといって、果たして野党全体の得票は伸びるのかどうかはわかりません。しかも、自由党と国民民主党が統一という動きの中、小沢一郎・山本太郎が看板に掲げていた「脱原発」すら、国民民主党に「譲歩」したがゆえに後退する始末。これには呆れました(山本太郎には大いに期待していたんだけど、所詮俳優政治家にすぎなかったのか)。昨年暮れより、小沢・前原・橋下らの会合の動きもあるが、やはり胡散臭いと感じています。「壊し屋」と言われる小沢氏の頭には、とにかく政策抜きで野党再編・統一だけが先行しているように思えてなりません。これでは、仮に政権交代を成しえたとしても、旧・民主党政権と同じ轍を踏むことになりそうで、われわれ有権者もそんな数合わせゲームには飽きています。

立憲民主党は、そんな野党再編劇には与せず、支持者個人個人の思いを一番の拠り所にする、固い組織をめざしています。従来の「党員」とか組織票という概念を超え、誰でも気軽に政治参加できるよう「立憲パートナーズ」という制度を設けたのは、画期的と言えます。これは小沢氏があれこれ手を回して成立した旧・民主党でもなしえなかったこと。そもそも、自民党も民主党も旧・社会党も、その他(共産党を除く)旧来の右派も左派も、米国支配層や大企業・財界の資金力をバックに作られたものと言われています(それゆえ組織票が頼りになる)。立憲民主党には何の組織バックも無しに、2017年野党共闘破壊劇の渦中にあって、ごく普通の日本国民の切実な思いから誕生したもの。立憲民主党の誕生を喜んだ人も多かったはずで、2017年衆院選で1千万票以上を獲得しています。



2月24日投開票の沖縄県民投票では、辺野古の埋め立て「反対」が多数を占めました。
沖縄諸島は雨のため投票率が伸び悩む中、5割を超え、「反対」は昨年9月知事選での玉城氏の得票を上回って全体得票の7割、県民の辺野古反対の民意が明らかに示されました。

それにもかかわらず、安倍政権は埋め立て工事を強行するとのこと。日本政府には民主主義というものが全く存在しないも同然で、怒り心頭です。こうなると、われわれ99%の日本国民は、暴力で政権に立ち向かうしかない、と思ってしまいそうですが、現代の日本人があまりにも「怒らなさすぎ」なのも本当に困ったものです。

安倍政権、民意「No」でも工事強行へ 辺野古埋め立て(朝日新聞)
https://www.asahi.com/articles/ASM2R7SF4M2RTIPE02W.html?iref=comtop_list_pol_n01



いわば、著作権を口実に、権力によるネット規制を強化しようという動きが見え隠れしていますね。


違法ダウンロードの対象拡大 漫画からが反対集会(NHK)
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20190208/k10011809041000.html

インターネット上の「海賊版サイト」対策として、違法なダウンロードの対象を拡大することに反対する集会が国会内で開かれました。

インターネット上の「海賊版サイト」対策を強化するため、文部科学省は、音楽と映像が対象の違法なダウンロードの範囲を、漫画などの著作物すべてに広げることを検討しています。

これに反対する集会が8日国会内で開かれ、漫画家らおよそ100人が参加しました。

そして、日本マンガ学会の会長を務める漫画家の竹宮惠子さんが「参考資料を集めるための画像の保存が違法にならないか不安になる。漫画家や研究者を萎縮させる懸念が非常に大きい」と訴えました。主催した団体では、国の動向を注視しながら、今後も定期的に集会を開いていくということです。
 


野田佳彦前首相が立憲民主会派に加わるか、この年末年始何気に注目のニュースだったが、私個人的に不参加で良かったと思います。枝野さん、よくやりましたね(^-^)

野田氏は民主党政権誕生時の公約を完全に裏切って消費増税8%を強行し、民主党政権を自爆に追いやり、自民党復権への導線を敷いた張本人として許せないので。野田氏本人が2009年政権交代選挙時の街頭演説で「マニフェストに書いてあることは命がけで実行」「消費増税をする前に白アリを退治すべきだ」と熱く語っていた動画はかなり有名なんですけど・・・。




野田氏、立憲会派不参加へ。。。。。ああ、よかった。
https://ameblo.jp/richardkoshimizu/entry-12431476500.html




つくづく思うが、自称リベラル、自称左派な有識者・社会活動家たちは、はっきりいって性格が悪そうです。

少しでも意見が異なれば排除、本気で景気を回復させるとか人々の生活を改善させようなどとは考えておらず、とにかく「もう日本はダメだ」とかと悲観主義を煽り白けさせるばかり。旧態依然としたイデオロギー対立の枠に今も囚われているのかもしれませんね。「いじめ」には反対する姿勢をとっておられるのだろうが、少しでも意見の異なる人間を排除するようでは、陰湿な「いじめ」に加担しているも同然。はっきり言わせてもらうと、旧ソ連などの共産主義・官僚主義を連想させるものであり、今の自民党の全体主義と変わりませんね。残念ながら、TwitterほかSNSやネットの空間においても、左派・リベラルを称する言論人たちのこうした悲観主義が蔓延っているようで嫌気を感じています。市民運動や野党共闘仲間においても、自称リベラルな馬鹿は一定の割合で潜伏しているようで(いわばSというもの)、しかもこの人たちが中心メンバーとなって組織を仕切っていたりするのだから、始末に負えません。

https://twitter.com/bibibibibibibi0/status/1078277316432674817




自民党税制調査会の野田最高顧問が、「(消費税率は)20%は超えないほうが良い」と述べられたそうです。 これは言い換えれば「20%まで上げますよ」ということ。われわれ庶民は現在の8%でも苦しく、来年秋から10%への既成事実化が進んでいて踏んだり蹴ったり。消費増税に関して、ほかに気になるニュースもあります。

消費税率、20%上限に
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20181119-00000119-kyodonews-bus_all

自民 消費増税対策でマイナンバーカード活用の提言案
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20181120/k10011716741000.html


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